【2023最新】バーコードリーダーのおすすめ14選｜選び方は？日本製も

バーコードリーダーはバーコードスキャナーとも呼ばれ、商品タグのバーコードを瞬時に読み取るために欠かせないアイテムです。目的に合ったバーコードリーダーを選ぶと、仕事の作業効率を大幅に向上できます。

USBでパソコンに接続してデータを保管したい・iPhoneで表示したQRコードを読み取れる機種が欲しいなどの目的はあっても「バーコードリーダーにどんな種類がある？」「どんな基準で選べばいい？」と考える方は多いですよね。

本記事では、2次元バーコードを読み取るQRコードリーダーとしても使えるタイプや、Bluetoothなどのワイヤレス対応タイプなど、さまざまなバーコードリーダーの種類と選び方を解説します。日本製など人気メーカーのおすすめバーコードリーダーもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

バーコードリーダー（バーコードスキャナー）がどうやってバーコードを読み取っているのか、仕組みを簡単に解説します。黒いバーと白いスペースで構成されたバーコードにLEDやレーザーなどの光を当て、その反射光を読み取りデジタルの電気信号に変換するのがバーコードリーダーの基本的な仕組みです。

光は色によって反射率が異なり、白は反射率が高く黒は低い性質があるのは一般的に知られていますよね。バーコードリーダーは、黒いバーからの弱い反射光と白いスペースからの強い反射光を受光部が受け取って得たアナログ波形を、0と1で表す2進法のデジタル値に変換します。

その後、接続されたパソコンなどの上位機種が、そのデジタル信号を復元して情報として取り出します。バーコードリーダーの特徴は、白と黒の記号から、パソコンなどが読み取れるデジタル信号に即時に変換できるところです。

1次元コードは店で販売している食料品やCD・ゲームなどに貼られている細長いバーコードです。1次元バーコードリーダーで読み取れます。QRコードのような四角い2次元コードを読み取る場合は、次に紹介する2次元バーコード対応のバーコードリーダーが必要になります。

1次元バーコードリーダーは2次元バーコードリーダーより比較的価格が安価なため、こだわりがない場合は1次元バーコードリーダーを選ぶとコストを節約できます。

2次元コードリーダーは、1次元コードと2次元コードの両方を読み取れます。どのバーコードでも読み取れるようにしておきたい方は、2次元コードリーダーを購入しておけば安心です。2次元コードは日本ではQRコードが有名で、主にWebサイトのURLを伝える時に利用されます。

QRコードは日本企業のデンソーが開発した規格です。海外では利用されていないため、QRコードリーダーに対応しているバーコードリーダーは少ないです。また、漢字QRコードは日本語の文章の情報を伝えられますが、これに対応しているバーコードリーダーは非常に少なく、価格は高めです。

有線タイプは、無線に比べて接続が安定しているのがメリットです。無線接続の場合は、接続が途切れる場合がありますが、有線接続であればコードが繋がっているので安定して作業できます。

複数の箇所を読み取る必要がなく、1か所のみ読み取りを行うのなら有線タイプのバーコードリーダーで問題ありません。また、有線タイプはバッテリーの充電の手間がかからないのも利点です。

バーコードを読み取る際に移動が必要な場合は、ケーブルがなく自由に移動して作業可能なワイヤレスで無線タイプを選ぶのをおすすめします。Bluetoothに対応していれば、スマートフォンやパソコンと接続ができて使い勝手がいいです。

また、邪魔なケーブルがなければ、読み取りづらい場所にあるバーコードも読み取りがしやすくなります。

CCDスキャナーは、LEDを光源とした方式です。レーザー方式よりも壊れにくく、価格が安いメリットがあります。その一方で、本体をきちんと固定して照射しなければバーコードの読み取りに失敗しやすい点がデメリットです。

レーザー方式は、レーザーダイオードを光源としたバーコードリーダーです。CCDスキャナーよりも価格が高く壊れやすい構造で衝撃に弱い・スマホのバーコードを読み取れないデメリットがありますが、バーコードから離した状態や湾曲した状態でも読み取り可能なメリットを持ちます。

バーコードリーダーを選ぶ基準として、読み取り速度はとても重要です。連続でたくさんのものを読み取る場合は、1回あたりの読み取り速度が速いと作業スピードが向上します。逆に言えば、それほど連続でたくさん読み込む必要がない場合は、読み取り速度を気にする必要はありません。

読み取り速度は、1秒間に何度スキャンできるかで表します。スキャン/秒の単位を用い、通常は100スキャン/秒前後で300スキャン/秒以上の高速読み取りが可能な製品もありますよ。読み取りが速いバーコードリーダーを求めている人は、読み取り速度を必ず確認しましょう。

バーコードリーダーにはハンディタイプ・据え置きタイプがあり、ハンディタイプは持ち運びが楽ですが、データ転送速度が据え置きタイプよりも遅い傾向があります。据え置きタイプは転送スピードが高速ですが、持ち運びがしにくいのがデメリットです。

手軽に使えるのはハンディタイプで、同じ場所で何度もたくさんスキャンする場合は据え置きタイプがおすすめですよ。多くの客が訪れるスーパーマーケットの会計用のバーコードリーダーはほとんどが据え置きタイプになっています。

バーコードリーダーは単体で使用するシーンはなくパソコンなどに接続して使用するため、パソコンに接続するUSBケーブルが必要です。スキャナー本体を購入する際は、これら付属品が付いているかどうか事前にチェックしましょう。スタンドが付属していると本体を固定して使えるため、両手が空いて使い勝手がいいです。

BUSICOM（ビジコム）は、多彩な種類のバーコードリーダーを販売するメーカーです。定番のハンディタイプCCDスキャナー方式をはじめとして、卓上タイプやBluetooth対応の2次元バーコードリーダーなど、用途に合わせて最適な製品を選択できます。

さまざまな産業用機器を販売するデンソーウェーブでは、主にハンディタイプのバーコードリーダーを取り扱っています。衝撃に強いモデルや2次元コードとバーコード両方に対応するハイブリッドモデルなど、高品質な日本製バーコードリーダーを求める方におすすめです。

KEYENCE（キーエンス）は、測定器やセンサー・研究開発用解析機などを取り扱う日本のメーカーです。AIを搭載した最新鋭のバーコードリーダーをはじめ、高速で移動する荷物コードを読み取る物流用などを多数ラインナップ。ハンディタイプも作業効率を高める高速読み取りで、作業の負担を軽減します。

一部のバーコードリーダーは、WindowsやMacに接続できます。USB接続に対応するバーコードリーダーであれば、PCのUSB端子に接続すれば電源供給もPCから可能です。PC側で専用アプリやドライバーをインストールも不要で、バーコード読み取り用アプリを開けば読み取り内容が表示されるため手軽に使用できます。

Bluetoothに対応したバーコードリーダーには、iPhoneやAndroidスマホと接続すると外付けバーコードリーダーとして使用できるモデルがあります。クラウド在庫管理ソフト「クラウド在庫管理ソフトZAICO」と連動すれば、専用アプリでバーコードリーダーとスマホを接続して使用できます。

Bluetooth搭載のバーコードリーダーすべてがこの機能に対応しているわけではありませんが、対応モデルであればペアリングのみでiPadやスマホとの連動ができ、Web版でもバーコードリーダーでスキャンした内容の確認やデータ管理などが可能です。

ただし、これらの機能はスマホの性能が低いとうまく働かない場合があるので気を付けましょう。

バーコードを読み取ろうとするときに、上手く読みとれない場合もあります。ここでは、バーコードが読み取れない場合の原因と対処法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

いつでもどこでも目についたバーコードをサッと読み込みたい方には、スマホで使えるQRコードアプリがおすすめです。ただし、スマホ用アプリといえば気になるのが広告で、何をみていても画面の邪魔をされて嫌な思いをする場面もあります。

口コミなどで「広告なしで快適」と評判のアプリを使ってみたり、少々の広告なら許せる無料アプリを試してみるのもいいですね、

バーコードリーダーの特徴や選び方とおすすめ商品をご紹介しました。目的にあったバーコードリーダーを選ぶと、使い勝手や作業効率の良さが格段に変わります。目的にあった商品を選んで効率よくバーコードリーダーを活用しましょう。