光沢紙おすすめ10選｜光沢紙と写真用紙の違いは？ダイソーで買える？

きれいに撮れた写真や、お気に入りのイラスト、できるだけきれいなまま印刷したいですよね。印刷の仕上がりにこだわるなら、光沢紙がおすすめです！その名の通りつやつやの光沢感が特徴で、マット紙や上質紙よりも発色良く、きれいに印刷できます。

掲示用ポスターや配布用のチラシ、お仕事の名刺作成でも使われることの多い光沢紙。正直、どれも似ていて違いが分かりにくいですよね。実は光沢紙だけでも、厚さやサイズ・表面によって仕上がりが異なります。「口コミが良かったから買ってみたら、すぐへたってしまった…」「思ったより薄かった…」なんて事態を防ぐために、用途に合わせて選ぶことが大切です。

今回は、そんな光沢紙の選び方と、おすすめの光沢紙を「インクジェット用」と「レーザープリンター用」に分けてご紹介します！

光沢紙は、「ベース紙」・「インクを吸収する層」・「表面のコーティング」で形成され、触ったときにペタッとした感触があります。その名前の通り、表面がつるつるして光沢（艶）があるため、色鮮やかに印刷できます。記念写真・お店のチラシやイベントのポスターなど、きれいな仕上がりが要求される用途で印刷するために適した用紙です。

なお、光沢紙よりも光の反射を抑えることで、落ち着いた色再現性を持った半光沢紙もあります。文字が多めのポスターなどで、光沢紙では反射して見にくい場合におすすめです。高級感のある仕上がりとなるため、写真館での写真や、フォトブックなどでも使われています。

マット紙は、紙の表面につや消しのコーティングをした印刷用紙です。表面は光沢がなく、サラッとして落ち着いた質感があります。文字とイラスト画像や写真の発色バランスが取れた仕上がりになります。

このため、写真と文字が入ったパンフレット・カタログやポスターなどに、上質感や高級感をもたせることができます。価格は光沢紙より安めなので、コストが抑えられます。

薄手の片面マット紙は地図や文字の入った文書、厚手の両面マット紙はPOPやカードの作成におすすめです。

上質紙は、原材料となる木などから取り出した繊維を100％使用した紙です。コーティングされていないため、ざらつき感があります。インクが乾きやすい特性があるため、鉛筆だけでなく、ボールペンやサインペンなどで書くのにも適しています。

「PPC用紙」あるいは「コピー用紙」ともよばれる普通紙に比べて白く、印刷の仕上がりがきれいです。ただし、プリンタのインクが滲みやすいため、高精細のカラー印刷には適していません。

光沢紙は、別名キャストベース紙とも呼ばれます。 光沢感を出すため、表面に美しい光沢のあるキャストコート層があるのが特徴です。つややかで鮮やかな色彩を再現できますが、ベースが紙のため安価です。また、写真用紙ほど耐久性はありません。

一方、写真用紙は、写真のプリント用に特別に作られた紙です。ベースの用紙がレジンコート層に挟まれており、上質な光沢感を持っていて、写真の印刷に向いているのが特徴です。また、耐久性に優れ、美しいプリントを長期間保つことができます。

最後に、光沢紙・マット紙・上質紙の特徴や区別を一目で捉えられるように、表を作成しました。光沢紙は、発色と質感がマット紙や上質紙よりも格段に優れていますが、書き込みやすさに難点があります。

どこのコンビニにも備えてあるマルチコピー機は、普通用紙の両面コピーはもちろん、写真プリントやファクス送受信、資料のスキャンなど、さまざまな機能があり、光沢紙も印刷をすることができます。写真プリントサービスでは、デジタルカメラやスマートフォンなどで撮影した画像をプリントできます。

利用する際には、SDカード・USBメモリーなどのメディアを差してデータを入力します。自宅でスマホやパソコンから文書や写真を登録し、店舗に行ってプリントすることもできます。ただし、利用料がA4サイズの光沢紙で一枚120円なので、たくさん印刷したり頻繁に使用する方にはおすすめできません。

カラーインクジェットプリンターは1万円前後から、カラーレーザープリンターでも数万円で購入できるため、一般家庭でも、写真・年賀状や、インターネットで調べた資料などを光沢紙に印刷することが珍しくありません。

プリンターを最近購入したばかりで、これから光沢紙に写真などを印刷しようとしている人は、自分のプリンターに対応しているかを確認してください。また、インクジェットプリンターで使用するインクは、染料と顔料のタイプがあるので、これも確認してください。

インクジェット用光沢紙の厚さは、0.15mm程度の薄手、0.23mm程度の厚手や、0.27mm程度の特厚などがあります。厚手は、シワになりにくく高級感もあるため、写真や名刺をプリントする用途に向いています。一方、会議資料やチラシ・ポスターなどを印刷するには、かさばらない薄手がおすすめです。

紙送り方式によって、特厚カードのように曲がりにくい用紙を使えないプリンタがありますので、留意しておいてください。

なお、用紙の厚さを直接表示せずに斤量（きんりょう）で表記することがあります。斤量とは、四六判（788mm×1091mm）サイズの紙を1,000枚重ねたときの重さ（kg）です。下表は、重さと用途の例です。

プリンタには、使用できる用紙サイズの範囲がありますので、確かめてください。

日本で日常的に使われる紙のサイズは、JIS工業規格で規定されており、大別してA判とB判があります。A判の代表的なサイズは、A3（297×420mm）、A4（210×297mm）、A5（148×210mm）などがあり、番号が増えるごとにサイズが半分になります。

なお、A3よりも一回り大きいA3ノビもありますが、メーカーごとにサイズが異なります。また、写真のサイズとして、L版（89×127mm）、2L版（127×178mm）、四つ切（254×305mm）などがあります。

一万円前後で購入できるインクジェットプリンタでも自動的に両面印刷できる機能があるため、チラシやパンフレットを両面印刷するのに重宝します。

しかしながら、コーティングされているのが片面のみで、両面印刷できない光沢紙があります。写真入りパンフレットなどを両面印刷するための光沢紙を購入する場合には、パッケージの説明書きをしっかり確認してください。

ダイソーでは、A4の厚口・薄口、L版・2L版、はがき光沢紙など、さまざまなサイズの光沢紙を扱っています。しかし、在庫状況は店舗ごとに異なり、取り扱いのない店舗もあります。セリアでも、店舗によって扱いが異なるようです。また、ダイソーでは、店舗で販売している光沢紙をオンラインショップでも取り扱っています。

100均で扱っている光沢紙で印刷した写真のきれいさや鮮明さは、先程ご紹介した光沢紙と比べても大した違いはありません。なお、光沢紙1枚当たりの単価は、枚数が少ない100均の商品より、先程ご紹介した商品のほうが安くなります。100均は、取扱商品の入れ替えが多いので、購入したい方は事前に店舗に確認しましょう。

インクジェットプリンタとレーザープリンタで、若干設定が違うので、解説します。まず、インクジェットプリンターでは、プリンタ本体の印刷モードの設定で「光沢紙」を選択します。また、顔料インクは光沢紙にインクが定着しないため、染料インクを使用してください。

レーザープリンタでは、光沢紙の厚さがプリンタに対応しているかを確認し、印刷モードで光沢紙を選択します。厚用紙設定が合っているのに印刷がうまくいかない場合、「写真用紙」を選択するとうまくいく場合があります。

思い出の写真、写真入りのパンフレットやチラシなど、光沢感がありキレイに印刷できる光沢紙についてご紹介しました。印刷する対象や目的に応じて、適切な光沢紙を選択してください。なお、重ねてのコメントになりますが、プリンタの種類によって使える光沢紙が異なりますので、くれぐれも購入する際に確認してください。