オーディオ用USBケーブルおすすめ12選｜音質の違いは？ノイズ対策にも

パソコンやスマホで音楽を聴く際に、オーディオ機器とUSBケーブルで接続する方は多いですよね。一般的なUSBケーブルの他にノイズ対策にもなるオーディオ用USBケーブルが販売されていますが、「ケーブルを変えても音質は変わらないのでは？」と思われる方も多いのではないでしょうか。

オーディオ用USBケーブルは普通のUSBケーブルとは違い「音質優先」の設計のため、音質がよく聴こえる効果があります。ただオーディオ用USBケーブルもType-A・Type-Cなどの接続端子があり、長さ・素材も音質に影響するので選ぶのが大変です。

今回は最適なケーブルの長さなどの選び方・人気のType-C対応モデルを合わせたおすすめ商品を比較表とともにご紹介します。変えた方がいい理由についても解説するので、最後までご覧ください。

オーディオ用USBケーブルは、ノイズの乗りやすさによって音質が大きく異なってきます。このノイズをできるだけ削減して高音質を楽しむために、注目してほしいポイントが「金メッキの有無」と「ケーブルの長さ」です。

端子が金メッキ加工されている製品は、サビに強く経年劣化や信号劣化を防ぐ特徴があります。長時間使用する予定でかつできるだけ長持ちしてほしいのなら、金メッキ加工端子のUSBケーブルを選ぶのがおすすめです。

また、USBケーブルの長さが長いほどノイズが乗りやすくなる傾向があります。そのため、利用環境において必要以上に長いUSBケーブルを買うのは避けましょう。ノイズ対策を考慮するなら、短いUSBケーブルを選ぶのがおすすめです。

オーディオ用USBケーブル選びで一番大事なのは、ノイズをいかに軽減できるかどうかです。今使っているUSBケーブルのノイズを改善したいのであれば、ケーブルを変える価値は大いにあります。

先ほども記述した通り、ノイズの量にはUSBケーブルの素材や長さが関係してきます。ケーブルの素材が金メッキ加工でかつ長さが短めであればあるほど、ノイズは改善しやすい傾向にあります。

しかし、ノイズ対策さえできていれば、いい音質であるか否かは個人の好みの問題になります。必ずしも最高音質である必要はなく、ある程度の音質が確保できていれば満足の人も一定数います。現時点でノイズが気にならないケーブルを使用しているなら、変える必要はありません。

PCと接続するならType-A端子を選びましょう。Type-A端子以外を利用する方法もありますが、そノイズ削減効果や高音質サウンドを妨げる可能性があります。極力PC接続にはType-A端子を利用するのがおすすめです。

アンドロイドスマホと接続するならmicro-B端子を選びましょう。アンドロイド端末に多く採用されている端子です。スマートフォンとオーディオ機器をUSBケーブルで接続して、よりクリアな音質を楽しめます。

Type-C端子は、最新機器に多く採用されている接続端子です。USB3.2規格にも対応しており、Type-A端子・micro-B端子の2倍以上の速度で転送が可能です。HDMIやDisplayPortなどの映像信号も出力でき、4K画質での利用もできます。

オーディオ用USBケーブルは、長さが長いほどPCのノイズが乗りやすくなる傾向があります。また、長さが長いほど価格が高くなる問題もあります。そのため、基本的にはUSBケーブルは短いほうがおすすめです。

しかし、実際に自分がどういう環境でUSBケーブルを利用するかを考慮する必要があります。たとえば、PCとオーディオ機器をつなげるのであれば、最低1mは欲しいです。一方、スマートフォンとオーディオ機器をつなげるのであれば、1m以下でも問題ありません。

実際、ノイズ軽減機能を搭載したUSBケーブルも多く販売されています。ノイズ対策が施してあるUSBケーブルを購入するのなら、長さをそれほど気にしなくて大丈夫です。

ハイレゾ音源を流す環境が整っているなら、ハイレゾ対応ケーブルを選びましょう。ケーブルが非対応だとハイレゾ音源は流せません。必須ではありませんが、ハイレゾ対応ケーブルでハイレゾ音源を流せば、よりクリアな音質を楽しめるのでおすすめです。

劣化防止やノイズ対策をしたいのなら、端子が金メッキ加工されているものを選びましょう。サビに強く、信号劣化を軽減する効果があります。長時間使用が想定されるオーディオ機器やPCを接続する環境に、特におすすめです。

ノイズ対策を徹底したい場合は、シールド付きケーブルをおすすめします。シールドとはケーブルを覆っている部分のことで、電源線からの電磁波(EMI)やノイズから信号線を保護する役目を果たしています。

シールドの素材は銅やアルミが多く、何層ものシールド構造でケーブルを覆っている商品もあります。シールドの有無や素材にもこだわって、納得のいくケーブルを見つけてください。

よりクリアな音質のオーディオ用USBケーブルが欲しいなら、OFC値をチェックしてみましょう。OFCは無酸素銅を意味する単語で、OFC値が高いほど不純物を含みません。ケーブルのOFC値が高いほど、データのロスや歪みが少ないので音質がクリアになります。

ノイズを極限まで減らせて音声データの伝達がスムーズなので、USBケーブル以外にもオーディオ用ケーブルやプロが使用するケーブルにも使用されます。ただしOFC値が高いケーブルは1m程度でも1万円を超える高額な商品が多くなります。

オーディオ用USBケーブル選びに迷ったときは、人気メーカーの商品から選ぶのもひとつの方法です。こちらでは、エレコムとフルテックから販売されているオーディオ用USBケーブルの特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

コスパのいいケーブルをお探しの方には、エレコム製をおすすめします。オーディオ用USBケーブルは特殊加工や素材にこだわっているため、一般的なUSBケーブルよりも値段が高いものが多いです。

しかし、エレコムのオーディオに特化したUSBケーブルはリーズナブルな価格帯でありながら、2重シールドやハイレゾ対応など品質に優れています。

オーディオ用USBケーブルの違いを実感したい方は、フルテック製ケーブルをチェックしてみてください。フルテックは、世界中のオーディオファンから支持されている日本のメーカーです。

価格は高めですが、シールド構造や素材などにこだわって長く使える耐久性の高いケーブルを開発・販売しています。

パソコン・スマホで高音質な音楽を聴きたいなら、USB DACもおすすめです。通常パソコン・スマホにヘッドホン・スピーカーを接続すると、ノイズのせいで音質が悪くなりますが、USB DACはデジタル信号をアナログ信号に変換でき、ノイズの影響もないので高音質な音楽が楽しめます。

USB DACを使用する場合は、機種に対応した再生ソフトが必要になります。USB DACもさまざまな商品がありますが、ZEN DACなどが有名です。下記の記事でUSB DACについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。

オーディオ用USBケーブル選びは、「コードの長さ」「シールド構造」「金メッキ加工の有無」をしっかり確認しましょう。オーディオ用USBケーブルには、たった一本で音質を劇的に向上させる可能性が秘められています。この機に本記事で紹介したおすすめのUSBケーブルを購入して、音響環境をよりいいものにしてくださいね。