アンプヘッドのおすすめ10選｜ベース用・ギター用別にご紹介！

ギターやベースをしている人にとって欠かせないのが、アンプヘッド。自宅でのレコーディングや、スタジオでの練習、ライブハウスでのライブ。使い慣れた機器が一台あれば安心だと思いませんか？

でも、アンプヘッドってたくさん種類があって、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。「ギター用とベース用は一緒？」「使う場所によって必要なスペックに違いは？」と何を基準に選んだら失敗しないのか迷う方は多いです。

この記事では、アンプヘッドとはどういうものか・どのような種類があるのか・選び方やおすすめの商品を紹介しています。ぜひ、最後まで読んで自分に合ったアンプヘッドを購入してくださいね。

アンプヘッドとは、キャビネット(スピーカー)に楽器を接続して音を出力する機械のことを指します。ギターやベースを繋いで音を出力できるため、音楽の幅や活躍する場を広げるには必須のアイテムです。

スタジオやライブハウスでギターやベースを演奏するときなどには大型のアンプヘッド、移動に便利でどこでも利用可能な小型のアンプヘッドなど、ニーズに合わせたアンプヘッドを選び、使い慣れた一台を持っておくことで活躍の場が広がるでしょう。

アンプヘッドは大きく分けてコンボタイプとセパレートタイプの2種類に分類されます。コンボタイプのアンプヘッドとはアンプとキャビネットが一体化しているもので、セパレートタイプは好みのアンプとキャビネットを組み合わせて利用可能なため、組み合わせ次第でさまざまな音圧の変化も体感できます。

アンプヘッドには真空管アンプとトランジスタアンプがあります。二つのアンプはそれぞれ違ったメリットとデメリットを持っています。下記に特徴をまとめていますので参考にしてみてください。

まず一般的に音を増幅するアンプ部で使われているパーツは大きく分けて真空管とトランジスタの2つあります。真空管はトランジスタに比べて音量が4割増しとされているため大音量を求める方にはおすすめです。

真空管の最大の特徴としてその音質にあります。トランジスタに比べて真空管は温かみがあり、柔らかい音が特徴です。絶妙なノイズが含まれており、人が心地いいと思える音を作り出すことができます。

一方でスタンバイしてからしばらく温めなければいけないため、真空管が熱を帯びやすく、定期的なメンテが必要であることなど、真空管アンプはある程度の知識がないと使い方が難しいという側面もあります。

トランジスタアンプは別名「ソリッド・ステート」とも呼ばれており、トランジスタと呼ばれる電子部品が使われています。真空管アンプの自然な柔らかいサウンドとは相反してトランジスタはデジタル技術が駆使されているため冷たく硬いサウンドが特徴的です。

真空管アンプに比べ、立ち上がりが早いことや音づくりをデジタル制御で完結させる「モデリングアンプ」が出てきたことでより現代向けの仕様になりデジタル技術を駆使しているため調整できる周波数がひろく多彩なサウンドを出力することができます。

一方でトランジスタアンプは一定の音域を超えると急激に歪むため、極端に歪ませてしまうと不快なサウンドになることもあります。しかし実際には真空管アンプに比べてメンテがほとんど不必要なため故障しない限り長く付き合っていけることで人気が高いです。

真空管アンプとトランジスタアンプの特徴について知れたところで、更にアンプヘッド選びにおいて重要となってくる実際の口コミをご紹介いたします。実際の口コミを見て、選択の参考にしてみてください。

使用条件に適したアンプヘッドを選ぶようにしましょう。自宅練習で使用するアンプヘッドや、野外で使用するアンプヘッドでは、それぞれ求められる条件が違ってきます。屋内や野外ごとに求められるアンプヘッドのスペックを見て参考にしてみてください。

アンプヘッドには出力できる最大のワット数が決まっています。これを定格出力といい、出力の大きさを表す単位をW(ワット)で表します。自宅練習や小規模ライブハウスなどでは30W以下のアンプヘッドを利用するのが適しているといえます。

また、一般的なライブハウスでは30～100Wが適しており、野外や大ホールなどでアンプヘッドを使う際は100W以上のものを利用することが適しているといえるでしょう。ワット数が大きいほど音量も大きいと考えてください。

ここでの注意点として、トランジスタアンプはほぼ定格通りの音量が出るのに対して、真空管アンプの場合は定格出力の4割増しの音量になります。真空管アンプの購入を検討されている方は商品のスペックをあらかじめ確認するようにしましょう。

あらかじめ使いたいキャビネットが決まっている方はアンプヘッドの抵抗値を合わせて購入を検討するようにしましょう。逆に使いたいアンプヘッドが決まっている方はアンプヘッドの抵抗値に合わせてキャビネットを購入しましょう。

抵抗値とはインピーダンスともいい基本的には4Ω、8Ω、16Ωの3つがあり、その単位をΩ(オーム)で表します。インピーダンスの合わないキャビネットとアンプヘッドを接続すると故障の原因になるので注意が必要です。

失敗しないための選択として、購入の際に商品スペックをよく確認するようにしましょう。また、初心者の方の対応策としてはキャビネットとアンプヘッドがあらかじめセットになっているものを購入することで誤った組み合わせをしてしまうリスクを回避できます。

ライブハウスやスタジオで練習をする際に毎回持ち運びたい方は、使い勝手を重視すると持ち運ぶ際にストレスとならない重さ3kg前後の小型のアンプヘッドを使うのをおすすめします。ここで懸念されるのは小型だと出力が小さくなりがちという点でしょうか。

昨今の商品の中には小型でも出力の高いモデルも出てきており、持ち運びやすさと出力の両方を兼ね備えているものを選ぶのも一つの手です。小型でも出力が高ければライブハウスなどでもキャビネットに接続することで十分使えます。

小型アンプを選ぶ際に注意しておきたいのはもちろん大型アンプよりは非力になるということです。車での持ち運びが可能で、出力の高さを重視される方は使い勝手よりも出力重視な大型アンプを選択することで大きなライブスタジオなどでも快適に使えるでしょう。

自宅でレコーディングに使用したい方が懸念してしまうのは周囲に音が漏れることで近隣への騒音に繋がるという点や雑音が混ざる点です。そこで騒音問題を解決できるのがラインアウト端子を搭載しているものです。

ラインアウト端子があることでスピーカーから音を出さずに録音することができます。スピーカーから音を出してマイクで拾う方法もありますが自宅では難しいのが現実です。レコーディングを視野に入れている方はラインアウト端子の有無をチェックしておきましょう。

今回はアンプヘッドの選び方からおすすめ商品までを紹介しました。一言にアンプヘッドとは言ってもいろいろなタイプの商品があることがわかりました。自分に合ったスペックの商品を選ぶことでもっと音楽の幅が広がります。