運動会におすすめのデジカメ（コンデジ）9選｜何倍ズームがいい？安いカメラも

近年、スマホカメラの進化によって売り上げが下がりニーズ自体も落ちているデジタルカメラですが、運動会となるとデジカメを使う家庭は多いです。スマホカメラだとズームに弱く、アップにすると画質が悪くなってしまいますが、高倍率ズームのデジカメ(コンデジ)ではそんな心配は要りません。

しかしいざデジタルカメラを購入しようと思っても、倍率はいくらのものがいいのか、手振れ補正機能はついているか、防水・防塵機能はあった方がいいのか、など選ぶ基準が多くなかなか決められず困ってしまう方も。

この記事では運動会をよりキレイに収めるため、初心者にもおすすめのコンデジと選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介いたします。おすすめ商品10選や安いデジカメや「何倍ズームできたらいい？」といった疑問にも解説しますので、ぜひご参考にしてください。

なんと言っても一番は価格。ビデオカメラや一眼レフを購入すると、どうしても10万円以上予算が必要になりますが、コンデジは安いものであればそこまで高額ではありません。高倍率の光学ズーム20倍といった、運動会で十分事足りる機種であっても、高くても3万円台で購入できます。

お子さんの運動会では競技の順番の時にさっと前列に動いて応援するなどと、移動が多く座れない場面も多々あります。また、時にはお弁当を持参するので荷物が多くなってしまう場合も。このように、幼稚園・保育園・学校の運動会はゆっくり座ってまったり観戦する環境ではありませんよね。

しかしこの点、ミラーレスや一眼レフはボディ自体が一回り以上大きく重いため、携帯に疲れてしまう場合があります。機動力を重視するためにもサイズ・重量はとても大切です。

最後がこの4K動画。今はコンデジにも4K動画撮影対応機種があり、わざわざビデオカメラを購入せずとも4K動画撮影が可能です。またデジタルカメラは三脚も使えるため、ビデオカメラのように三脚を設置してカメラブースでの撮影も可能。小さなボディのコンデジであらゆる使い方が叶います。

子育て世代はちょうど物入りで予算に余裕のあるご家庭は少ないですよね。コンデジなら、安くて、遠くまで撮影できて、しかも小さく持ちやすいと、運動会用としてぴったりの要素を兼ねそろえています！運動会用のカメラでお悩みの方は、ビデオカメラや一眼レフもいいですが、こだわりがないならコンデジがおすすめです。

まずお子さんの運動会用のデジカメとして必要なズーム倍率ですが、小中学校のグラウンドであれば15倍程度、幼稚園・保育園の園庭であれば5倍度あれば十分だと言われています。

最近のコンデジは高級機種・ズーム機種・格安機種の3パターンに分かれており、運動会用としてはズーム機種が最適。ズーム機種の中では、15倍ズーム程度は多くの機種が対応しており、選択肢は非常に多いですよ。

動画機能はもちろん4K動画撮影が撮影できると一番きれいで満足度も高いです。ただし、4K動画かつ高倍率光学ズーム機種だと、選択肢がやや少なくなり価格も4万円台まで上がります。

もっとも4K動画の場合、パソコンに取り込んで変換・ディスクに焼くといった動作もかなり負荷がかかるため、あえてフルHDで撮影する方もいます。4K動画のデータがご自身で扱えそうかどうかも加味して選んでくださいね。

スポーツモードのような、「屋外の明るい場所でシャッタースピードを上げる」などのモード設定が搭載されていると、より簡単にきれいな写真が撮影できます。これは初心者さん向けの機種の方が多く搭載される傾向があります。

写真や動画の画質にもっとも影響するのがデジタルカメラのイメージセンサーの大きさです。イメージセンサーは大きいほど画質が良くなります。目安としてセンサーサイズ 1型以上のものは高級コンデジに分類されます。

もっとも、運動会用のカメラはズーム機能を重視している機種が多く、センサーサイズは二の次の場合が多いです。また、センサーもズームも両立するとボディが大きくなってしまうため、これもトレードオフとなっている理由です。

「F値」というスペックはカメラ初心者の方にはわかりにくいですよね。これはレンズの明るさに影響し、レンズの「絞り」を示す数値です。F値が少ないほど絞りが少ない＝レンズが明るいという意味になります。

もっとも、超望遠機種にはこのF値が極端に低い（＝明るい)機種は少ないです。しかし、運動会といったズーム重視の撮影シーン以外に、普段使いでスナップ写真も撮影するならF値は低い方がきれいに撮影できます。

手振れ補正はほとんどのコンデジに搭載されており、「電子式手振れ補正」と「光学式手振れ補正」があります。精度が高いのは機械的に手ぶれ自体を抑える「光学式」で、主に高級機に搭載されている場合が多いです。

電子式は電子処理で手振れをなくすものの、精度自体は光学式に劣ります。主にコスパを重視した機種に搭載されています。

オートフォーカス(AF)とはシャッターボタンを半押しで被写体に自動でピントを合わせる機能。今は9割以上のコンデジに搭載されていますが、このオートフォーカスの速度は機種によってまちまちです。もちろん、素早く動く被写体を撮影するなら、オートフォーカスは早い方が有利です。

さらに、動画撮影の場合は追尾フォーカスができるとなお重宝します。常に被写体を追いかけてピントを合わせ続けるので、その都度自分で設定する必要がありません。ちなみにこのような、フォーカスに関する技術はソニーが一段抜けて強いです。

運動会以外にも、普段使いや家族旅行にも使うのを想定しているなら、防水防塵性能・耐衝性のあるカメラがおすすめ。アウトドアやキャンプはもちろん、お子さんが間違えてカメラを床に落としてしまった…なんて場合にも安心です。

デジカメで撮影した写真をすぐにスマホに転送し、SNSで共有したい方も多いですよね。そんなときは、スマホにすぐ送れる写真転送アプリが便利です。

SONYやCanon・Nikon・富士フイルムなど、多くのカメラメーカーが写真転送アプリをリリースしており、Wi-FiかBluetoothでカメラとスマホを接続することによって写真を転送できます。カメラ本体からSDカードを取り出さずに簡単に転送できるため、SNSに写真を共有したい方にとってはとても重宝する機能です。

運動会では、デジタルカメラで写真と動画の両方を撮影する方が多いです。その場合に、

• SDカードの容量
• バッテリーの残量

この二つは必ずチェックして、必要であれば予備を持っていきましょう。また、ズーム撮影をする場合手持ちの撮影だと手ブレがひどくなってしまう場合がありますよね。カメラブースを設けられている運動会では三脚が使えますので、できるなら三脚ももっていくのがおすすめです。

最近ではデジカメでも4K動画撮影可能な機種が増えています。そんな4K動画撮影をする場合は、古いSDカードを使用していると書き込み・転送速度が遅すぎて動画のデータ量に追いつかない場合があります。4K動画を撮影するなら、SDカードも一緒に新調したほうが安心です。

• 連写するなら→「書込み速度」
• パソコンへのデータ転送→「読取り速度」
• 動画撮影→「スピードクラス」
  (4K動画にはUHS スピードクラス 3」や「ビデオスピードクラス 30」がおすすめ)

運動会ではデジタルカメラの撮影モードを「P」プログラムモードに設定しましょう。さらにシャッタースピードを1/250秒より早い設定にしましょう。シャッタースピードを速く設定することによって、お子さんが動いていても止まった写真として撮影できます。

動きの激しい運動会ではゆったりと構図を決めて、被写体の動きに合わせて撮影している暇はありません。デジタルカメラは連写モードに設定し、できる限り多くシャッターを切るようにしましょう。そしてたくさん撮影した中でうまく撮影できた写真を選びましょう。

AFモードに必ず設定するようにしましょう。被写体を追従するAFモードのあるカメラであればよりいいです。その他一般的なデジタルカメラの撮影テクニックについて知りたい方は下記の記事をご覧ください。

ミラーレスの特長はボディとレンズが軽い・小さい・レンズ交換ができる・オートフォーカスが速いなどが挙げられます。  以前は「ミラーレスはスポーツ撮影に向かない」と言われてましたが、現在ではオリンピックなどのプロの撮影現場もミラーレスでほぼ行われています。

運動会の撮影を成功させるには、「相応の性能を持ったカメラ」と「撮影モードの決定」また「失敗しないアクセサリ(バッテリー・SDカード)」のすべてが必要になります。数日前からどのように撮影するかをシミュレートしつつ当日に臨んでくださいね！