オーディオのクリーン電源おすすめ7選｜安定化電源・効果は？

オーディオシステムの中でも音質に最も影響を与えている機材は電源であるといわれています。音質を追求するなら、クリーン電源・パワーディストリビューターの導入がおすすめです。多くの機種は100V・120Vで稼働するため、自宅でも十分運用できます。

スピーカーユニットやアンプとは違い目に見えた変化ないにしても、極限まで音にこだわりたい方には気になるポイントです。特にオーディオ機器はどれも高価で簡単に購入したり入れ替えたりするのが難しいため、選ぶ時は慎重になりますよね。

以上を踏まえ、本記事ではクリーン電源の選び方・おすすめ商品7選をご紹介します。クリーン電源の特徴・意義についても解説しますので、不要だと思っている方もぜひ最後までご覧ください。

クリーン電源とは交流安定化電源と呼ばれる機器です。電源から生じるノイズ・音のひずみを抑える効果があり、オーディオ機器のプレーヤーやアンプにつなげてオーディオ機器に供給される電気を濾過するため、クリーン電源と呼ばれています。

クリーン電源はアクティブ方式かパッシブ方式かに大別でき、アクティブ方式では電圧や周波数を安定させられるのが魅力です。パッシブ方式の場合、ノイズフィルター機能・ノイズカット機能などに特化していて、機能が少ない分価格が安めです。

クリーン電源を使うと音質が変わり、よりはっきりと、ノイズが少ない音に調整できます。音が明確になれば聴力が落ちた方にもはっきりと聴き取りやすくなります。ですが、どのくらい音が変わるかどうかは、選ぶ機器によって変わります。

クリーン電源を用いた音をどう感じるかどうかには個人差があるのもポイントです。もともとの音源にある丸みのある音はよりはっきりとした響きに変わるので、柔らかい音の重なりが好きな方はクリーン電源を通すと違和感を感じる場合もあります。

クリーン電源は、音質にこだわりがある方におすすめな用品です。劣悪な電源環境でない場合には慌てて取り入れなくても問題はありません。ですが、電源の安全性や安定感を高める効果があるため、そのために導入するのも1つの手です。

また、電源の質が大きく影響しやすい真空管のアンプを用いる場合に特に適しています。現在のオーディオ機器の状態を鑑み、より明確な響きにしたい場合や音質を安定させたい方におすすめです。

ノイズを除去する効果が大きいクリーン電源であれば、音を明瞭にでき安定させられます。また、ノイズ除去がメインのパッシブ方式か・多機能で質の高いアクティブ方式かもチェックするのが重要です。価格差もあるので、予算とあわせて選びましょう。

アクティブ方式は、リニアンプ方式・インバータ方式に分けられますが、前者は大きく重めで、後者は小型で軽い傾向があります。設置場所の広さや耐荷重をチェックして適した方式に絞って選択しましょう。

クリーン電源はさまざまなメーカーから販売されていますが、あえてそのメーカーにこだわって選ぶのも1つの方法です。人気メーカーは品質に信頼が置け、故障時のサポートも手厚いといった強みがあります。

具体的なメーカー例としては、IsoTek・KOJO・FURMANなどがあります。アフターサービスによる安心感を得たい場合は、そうしたメーカーをチェックするのがおすすめです。

クリーン電源は高価なものが多いため、具体的にどんな効果があるか試せるレンタルを利用するのがおすすめです。クリーン電源は製品の種類だけでなく、自身の音響環境によっても効果が左右されるため、実際に試して音響の変化を実感しましょう。

コストがかかりやすいクリーン電源は、あらかじめ自身の音響環境で有効に取り入れられるか確かめておけば、しっかり納得して購入できます。レンタルをした際は、どんな機能で音質を改良しているかあわせてチェックしましょう。

結論から述べると、クリーン電源の自作は可能です。ただし一般的なオーディオ用電源よりも専門的な知識が要求されるほか、時間・費用面でもかなりのコストを要します。ある程度知見のある方以外にはおすすめできないため、市販の完成品を購入する方が無難です。

趣味として割り切る場合や、失敗しても構わない前提であればチャレンジしましょう。

現在のオーディオ機器の環境だとあまり音が良くないと感じたら、クリーン電源を活用しましょう。音をはっきりさせ安定させるクリーン電源は、ノイズ除去や電源の安定性など、導入するメリットが多数あります。この記事を参考に、クリーン電源を用いて明瞭な響きを楽みましょう。