Bluetooth対応ICレコーダーおすすめランキング｜ボイスレコーダーとの違いも！

さまざまな家電がBluetooth（ブルートゥース）対応になり、操作のリモート化が進んでいます。会話などを録音・再生するICレコーダーも同様です。Bluetooth対応ICレコーダーが登場してから、新しい便利な使い方ができるようになりました。

Bluetooth対応ICレコーダーなら、ワイヤレスで遠隔操作や録音状態の確認も可能です。とはいえ、「そもそもICレコーダーとは？」「ボイスレコーダーと何が違うのか？」などわからない方も多いですよね。

この記事では、ICレコーダーとボイスレコーダーの違い・Bluetooth対応ICレコーダーのメリット・選び方からおすすめ商品まで解説します。ソニー（SONY）・オリンパス（OLYMPUS）など人気メーカーについて解説するので、ぜひ最後までご覧ください

ICレコーダーは、ICに録音するレコーダーです。ICレコーダーのICとは記録媒体の一種です。MDに録音するMDレコーダー、テープに録音するテープレコーダーのように、ICレコーダーは記録媒体の種類で分類する名称になっています。

一方ボイスレコーダーのボイスとは文字通り音声を指し、記録対象の種類で分類する際の名称ですボイスレコーダーは音声を記録する装置で、ビデオレコーダーは映像・動画を記録します。分類の仕方によって名称は異なりますが、ICレコーダーとボイスレコーダーは基本的には同じものです。

Bluetooth機能を活用すると、専用のアプリなどを使用してスマホやタブレットなどの操作端末から遠隔操作で録音や停止などの基本的な操作を行えます。また、ICレコーダーが録音している音を操作端末でモニタリングできるほか、録音状況の確認も可能です。

会議中の記録として不必要な時間を省略し、無駄のない音声データを保存できたり、会議を中断せずに録音状況を確認できたりなど、ビジネスシーンでの活躍も期待できます。

一般的にICレコーダーの内蔵ストレージ容量は2～4GBで、音質に特にこだわらなければ200時間ほど録音可能です。高音質を求めるとデータ容量は大きくなるので、必要な録音時間と音質のバランスを考えた選定が大切です。

また、バッテリー駆動時間もあわせて考慮しましょう。充電式の場合は一度の充電でどれだけ連続使用が可能か、また使用頻度の高さを考えるのも大事です。充電する手間やランニングコストを考慮して、スペックと照らし合わせながら選ぶようにしましょう。

ICレコーダーの録音方法は、ステレオ録音とモノラル録音の2種類です。複数人の音声や文字起こしをするなど、クリアな音質が求められるならステレオ録音できるタイプのICレコーダーがおすすめです。人間の耳のように音を左右で録音するので、立体感が生まれ音声を聴き取りやすくなります。

モノラル録音は単一のマイクで録音します。モノラルは音場感や明瞭さでステレオに劣るものの、価格がリーズナブルです。1対1の取材や、講義など1人の音声を録音する場合にはモノラルでも問題ありません。ステレオ、モノラルのどちらがいいか、自分が実際に使う場面を想定して選びましょう。

使用頻度が少ない場合や録音時間が短い場合には、2～4GBの内蔵メモリだけでも問題ありません。しかし、ビジネスで頻繁に取材や会議などを録音したり、高音質で長時間録音したりする場合には、外部メディアに記録できるボイスレコーダーだと安心です。

一般的に外部メディアはSDカードが主流になっています。自分の用途に必要な容量を確認したうえで、購入しましょう。レコーダーに対応しているSDカードがmicroSDなのかSDXCなのか、種類はしっかり確認してください。

充電式のICレコーダーは、コンパクトさ・コスパのよさが特徴です。USBで充電可能な場合は、PCやモバイルバッテリーでも充電できます。一方、充電には電源確保できる場所が必要で、またバッテリー切れから充電して再び使用するのに時間がかかります。

電池式のICレコーダーは、バッテリー切れの際に電池交換ですぐに使用可能です。そのため外出先での使用が多い場合におすすめです。一方で使用頻度が高いと電池の購入費がかさむ、充電式よりも本体サイズが大きくなります。

最近では、充電式と電池式の利点を揃えたハイブリッドモデルも登場しています。充電してコストを抑えながら使用でき、かつバッテリー切れ時には電池ですぐに録音を開始できるので便利です。

再生時の音質に関わる機能として、ノイズキャンセリング機能、ボイスバランサー機能があります。ノイズキャンセリングは再生時に騒音を低減して再生し、ボイスランサーはさまざまな音声の音量を聞き取りやすいバランスに調整可能です。

音声認識機能やシーンセレクト機能も便利です。音声認識機能は、周囲の音声を察知して自動で録音を開始します。シーンセレクト機能は、会議・インタビュー・カラオケなどさまざまなシーンに適した録音設定があらかじめ用意されています。

誰もが知っている大手電気製品メーカーであるソニーからも、ICレコーダーは販売されています。ソニーのICレコーダーはハイレゾ録音に対応し、原音をありのままに録音するので、臨場感あふれる音楽を高音質で記録できます。

また、ソニーならではの経験と技術力で開発された「Sマイク・システム」を採用し、遠くの音や小さな音までクリアに収音します。さらに可動式マイクで、さまざまなシーンに合わせて最適な録音が可能です。

オリンパスが販売しているICレコーダーは、iPhoneなどのスマートフォンと連携し、録音から再生までリモート操作が可能です。ICレコーダーを音源に対して最適な場所に設置し、操作は手元のスマートフォンでできるので、ICレコーダーの位置まで移動する必要がありません。

通信距離は最大約10mで、演奏音楽の録音、会議や記者会見の録音など幅広い場面で活躍します。

生活家電のほか、音響製品なども手掛ける有名メーカーのPanasonic（パナソニック）からも、かつてボイスレコーダーが販売されていました。しかし、現在はボイスレコーダー市場から撤退し、在庫限りの販売となっています。

パナソニックのボイスレコーダーは、持ち歩きやすいスリムなものや、ペン型のものなど、他のメーカーにはないデザインが特徴です。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

タスカムは、音響機材を製造・販売している専門メーカーです。ボイスレコーダーも、音楽制作向けの高音質なモデルを多数ラインナップしています。プロの現場で使用される高機能なモデルのみならず、一般ユーザー向けのコスパのいいモデルまで幅広いモデルがあります。

音響専門メーカーの製品だけに、会話や会議の録音だけでなく、ボーカルや楽器演奏も高品位で録音でき、音楽制作用としてもおすすめです。

デフォルトのiPhoneは通話録音機能がないので、Bluetooth対応ICレコーダーなどを利用して通話録音します。iPhoneを通話録音する方法は以下の通りです。

• Bluetooth対応ICレコーダーをスマホと接続して通話録音する
• 通話をスピーカーにして、ボイスレコーダーなどで通話録音する
• スマホのボイスレコーダアプリで録音する

通話をスピーカーにする方法は録音できる場所が限られますし、ボイスレコーダアプリを使うとiPhoneのバッテリーの消耗が激しいです。Bluetooth対応ICレコーダーなら場所を選ばずに通話録音できて、iPhoneのバッテリーも消耗しません。

• レコーダーのマイクの場所を把握しておく
• 置き場所に気を配る
• 置き場所を通じて発生するノイズを軽減する
• 雑音がある場所では録音レベルを下げる
• ノイズキャンセル機能を活用する

近年のICレコーダーは、Bluetoothに対応してワイヤレスによる操作が可能になり、音質も向上しています。活用の幅が広がっているとICレコーダーを、ビジネスやセミナーだけではなく、音楽や外国語教室など、多様なシーンに役立ててみてくださいね。