【2023】高音質のICレコーダーおすすめ14選｜文字起こしや音楽録音にも！

ICレコーダーとは、主に人の声などの音を録音できるアイテムです。会議内容を音声で記録する必要がある場合や、文字起こしなどにも使用されています。しかし、きれいに録音したいのであれば、高音質のICレコーダーがおすすめです。

「音質なんてそんなに関係あるの？」と思う方もいるかもしれませんが、高音質モデルはいたるところで活躍しており、音質を意識した機能が搭載されているものがあるほどです。パワハラの証拠をこっそり録音したいときにも活躍します。

しかし、種類が多いと何を基準に選べばいいか迷ってしまう方も多いはずです。そこで、本記事では高音質ICレコーダーの選び方やおすすめ商品を紹介します。リニアPCMレコーダーや人気メーカーも紹介するので、高音質ICレコーダーが気になる方はぜひ最後までご覧ください。

ICレコーダーの「IC」はフラッシュメモリ等の集積回路を意味し、「レコーダー」は音声を記録するものです。ボイスレコーダーの「ボイス」は音声を意味し、ICレコーダーと同様にレコーダーが付いているため、名称は異なるものの基本的には同じ意味になります。

比較的、ボイスレコーダーの方が価格が安く録音品質が低い場合が多いです。

低音質なICレコーダーでは人の声以外でも録音できますが、音楽の録音には不向きです。一方で、高音質なICレコーダーは音を正確に拾えるため、音楽もきれいに録音できます。

また、高音質のICレコーダーであれば、人の声の抑揚についてもより詳細に録音できるのが魅力です。声のイントネーションが重要となる、外国語の語学学習や講義、文字起こしまで、さまざまなシーンに活躍します。

高音質ICレコーダーは、録音の音質がいいだけでなく、ノイズキャンセリング機能も充実しているのが特徴です。高性能なICレコーダーは会議だけでなく、上司からのパワハラ対策でこっそり録音したいときにも役立ちます。

高音質なICレコーダーを選ぶ上で欠かせない要素が、リニアPCM対応となります。リニアPCM対応のボイスレコーダーでは、PCM非対応の製品よりも音質がいいのが特徴です。リニアPCMレコーダーはハイレゾ対応の製品もあり、高い周波数の音声情報も圧縮しないでそのまま録音できます。

音の記録形式が一番重要な要素となるので、音質にこだわる人は必ずリニアPCMに対応した、ボイスレコーダーを選ぶようにしましょう。

ノイズキャンセリング機能は、安物の中華製ICレコーダーにも搭載されているので、重要性を感じづらいですが、製品ごとに大きな性能の差があるため重要な機能です。

安物のICレコーダーでは、マイクの指向性でノイズキャンセルを行うだけですが、高級ICレコーダーは周波数でもノイズキャンセルを行います。ローカットフィルターを搭載したICレコーダーは、エアコン等の低周波の音を消してくれるため、環境音が気になる方におすすめです。

安物のICレコーダーでない限りは、ステレオ録音が可能となっていて、音源の左右差も感じ取れますし、音源の方角が分かるので会議などで役立ちます。

一般的なICレコーダーではマイクの角度が固定されているのに対し、高価な製品ではICレコーダーの角度を調整できるため、より立体感のある音を録音できます。クリアで迫力のある音を録音したい人は、高性能で録音品質が高いICレコーダーを選ぶようにしましょう。

一般的なICレコーダーにおいては、メモリが内蔵されていますが、記録容量が大きくても16GBとなっています。非圧縮のリニアPCMを利用すると、30時間程度で記録容量が埋まってしまう場合があるため、内蔵メモリーでは容量が心もとないです。

高価な製品であれば、128GBの大容量外部メモリーカードに対応した長時間録音が可能なものが多いです。録音時間を重視する人は外部メディアに対応した製品を選びましょう。

一般的なICレコーダーでは録音可能時間は30時間程度となりますが、50時間以上録音できる製品も存在します。録音可能時間が長いICレコーダーなら、バッテリー残量を気にせずに済むので、長時間の会議にもおすすめです。

ただし、ICレコーダーは電池式の製品が多く、会議の途中で充電が切れかけたら電池を交換したり、ノートパソコンでUSB給電すれば問題が解決する場合が多いです。そのため、録音可能時間に関してはそこまで気になりません。

ICレコーダーの電源方式には、アルカリ電池・ニッケル水素電池・リチウムイオン電池の3種類がありますが、安物のICレコーダー以外は充電式の製品が主流です。アルカリ池式のICレコーダーの場合は、コンビニでも乾電池を入手できます。

ニッケル水素電池式の場合は、PCやモバイルバッテリーから充電を行えてランニングコストも安いため、コスパを重視する人はUSB給電を行える製品がおすすめです。

リチウムイオン電池式では、簡単に電池を交換できないことが欠点ですが、ほかの方式よりも電池容量が大きくコンパクトな製品が多いです。ICレコーダーの持ちやすさを重視する場合は、リチウムイオン電池の製品がおすすめです。

ICレコーダーはコンパクトで持ち運びやすく、操作しやすい製品が多いため、遠隔操作に対応した製品があまり多くありません。しかし、一部の製品では、スマホのWi-FiやBluetoothを使って、ICレコーダーの遠隔操作を行える製品が存在します。

遠隔操作に対応したICレコーダーであれば、録音状況をスマホでモニタリングして確認できます。ICレコーダーでの録音が難しい会議中でも使用できるため、上司のパワハラが気になる方は、遠隔操作対応の製品がおすすめです。

種類が多くて迷ったときは、SONY（ソニー）・OLYMPUS（オリンパス）などの、人気メーカーから探すのもおすすめです。

SONY（ソニー）のICレコーダーは、スリム＆コンパクトモデルでも高音質で録音できるのが魅力です。操作性にも優れていて、持ちが運びもしやすいのでさまざまなシーンに活躍します。音質にこだわりたい方には、ハイレゾ対応リニアPCMレコーダーもおすすめです。

OLYMPUS（オリンパス）のICレコーダーは、2つの指向性マイクを搭載し高臨場録音を可能にしたモデルが人気です。語学学習にあると便利なボイスチェンジャー機能やシャドーイング機能も搭載されています。

高音質ICレコーダーの中には、BWFやFLACといった高音質記録形式に対応した物だけでなく、可動マイクや同時録音機能が付いたものもあります。高音質ICレコーダーの機能の選び方を詳しく理解することで、自分の用途に合ったICレコーダーを選べるようにしておきましょう。