乾電池式デジタルカメラのおすすめ11選｜名機と呼ばれるデジカメ・コンデジも

今やスマホやタブレットなどで気軽に写真が撮れる時代になりましたが、乾電池で動く「乾電池式デジカメ」があるのをご存知ですか？デジカメといえばUSB充電が主流になっていますが、乾電池タイプのカメラはコスパが高く、また充電が要らないなどのメリットがあります。

また、カメラの名機を数多く展開してきた有名メーカー「Nikon（ニコン）」「Kodak（コダック）」「富士フイルム」などが生産しているのも特徴です。単三電池があればすぐに使えるので、本格的な写真を残したいときに場所を選ばず活躍してくれます。

この記事では、乾電池式デジカメの特徴や生産メーカー・おすすめの商品や名機と呼ばれる製品などをご紹介します。また、中古のデジタルカメラのメリットや人気のコンデジタイプなども紹介しますのでご参考ください。

市販の乾電池を使用している乾電池式デジタルカメラは、電池が切れてもすぐに手に入るのが最大のメリットです。もし乾電池が切れても出先の家電量販店・コンビニ・100円ショップなどでも乾電池を購入できるので、電池の心配をしないで遠慮なく写真が撮影できます。

専用バッテリーを使用しているデジタルカメラは、たとえ予備バッテリーを持って行っても常にバッテリー切れの不安があります。

それぞれのデジタルカメラの機種に合わせた専用バッテリーを用意しているバッテリー式に対して、乾電池は安価で購入できる点もメリットです。メーカー純正の予備バッテリーは高額なものが多いため、乾電池式のデジタルカメラはコストパフォーマンス的にも優れています。

また、エネループのような充電電池を使用するとさらにコスパがよくなります。

簡単に手に入る乾電池で動くデジタルカメラは電池の管理面でもメリットが大きいです。価格が高いデジタルカメラの専用バッテリーは、劣化した場合に買い替えが必要になります。

機種が古くなると予備バッテリーの入手が難しくなったり、メーカーがバッテリーを生産中止する場合もあります。乾電池式であればそのような心配はありません。

メリットとしてバッテリーのコスト面を挙げた乾電池式のデジタルカメラですが、たくさん撮影する人は乾電池を使い捨てしているうちにコスト高になってしまう場合もあります。充電電池を使ってコストを下げるのも可能なので、撮影する頻度などとも相談して導入を検討してみてください。

乾電池式のデジタルカメラのデメリットの1つが、乾電池の消費が早い点です。乾電池式のデジタルカメラでアルカリ電池を使うとすぐに電圧が下がってしまうので、メーカーによってはリチウム電池やニッケル水素電池の使用を推奨しています。

バッテリー式のデジタルカメラが大勢を占めるなかで、乾電池式のデジタルカメラの発売は年々減っています。2016年発売のニコンCOOLPIX(クールピクス)シリーズなどが比較的新しい機種となります。

次々と新製品が発売されているデジタルカメラの世界では3年前の機種は古い部類になりますが、選択肢が少ないのは乾電池式の大きなデメリットです。現在手に入るカメラは、中古品が多くを占めています。

コダックは、写真やアナログフィルム業界を長年牽引してきたアメリカの大手企業で、世界初のデジタルカメラを製造した会社としても有名です。携帯電話やスマホなどが普及してきた2000年代から需要が落ち込み、残念ながら現在はデジタルカメラなどの製造から撤退しています。

ですがコダックファンのカメラ愛好家から現在も愛用されており、中古品は非常に人気があります。操作が簡単なモデルも多いため、初心者の方にもおすすめです。

高品質な一眼レフカメラやミラーレスカメラを製造・販売している有名メーカーのキヤノンは、乾電池式デジカメの販売も行っています。コンパクトサイズのデジカメの中でも、光学ズームが使用できる本格的なものがあるのが特徴です。

根強いファンがいるため、ネットオークションや質のいい中古品などが出回っているものの、通常の販売は終了しているところも多いので今や貴重な品ともいえます。

黒色の発色に強く、風景や明暗のはっきりした情景などを収めるのに評価の高いニコンでは、乾電池式コンデジがラインナップされています。ニコンはキヤノンと並ぶ日本の大手カメラメーカーであり、世界中で愛用者が多いのも特徴です。

コンパクトサイズのものでも品質がよく、本格的な景色や旅の思い出などを残したいときにも選ばれているブランドです。また、単三電池で動くタイプのデジタルカメラも取り扱っており、幅広い種類を選べます。

デジカメに新しい乾電池を入れても、すぐにカメラの電源が落ちてしまう場合があります。そのようなときは、電池の種類を確認してみてください。電池がアルカリ乾電池なら、すぐに電圧が下がってデジカメの電源が落ちる場合があります。

そのため、デジカメではエネループやエボルタなどのニッケル水素電池を使うのがおすすめです。エネループやエボルタなどの充電式乾電池は、電池の持ちだけでなくコストの面でもお得になります。

エネループやエボルタにはそれぞれライト仕様（1000mAh）と大容量タイプ（2000mAh）がありますが、カメラの場合は大容量タイプを選ぶのがベターです。

乾電池式デジタルカメラでのマンガン電池は使用できません。マンガン電池だと電力が足りず、最悪な場合は発熱などによる故障にも繋がります。デジタルカメラで使用する際は、アルカリ電池を使いましょう。

かなり少数派になった乾電池式のデジタルカメラですが、調達しやすい乾電池を駆動するため今でも愛用する人は少なくありません。特にスマホではなくあえてデジタルカメラで普段の写真を気軽に撮りたい人は、手に入る機種やなるべく状態のいい中古デジタルカメラを見つけておきましょう。