【2024年最新】カメラスライダーおすすめ9選｜自作はできる？

通常、カメラは手に持ったり、三脚に固定したりして撮影します。しかし、移動させながらきれいに撮影するのは、それらの手段では難しいのも確かです。ですが、あるアクセサリーを使えばそんな問題も解決できます。

そのアクセサリーが、カメラスライダーです。カメラスライダーとは、水平移動が可能なスライダーにカメラを取り付けて、移動させながら撮影できるアクセサリーのことを指します。きれいな水平移動ができるのが特徴です。

今回は、そんなカメラスライダーについて解説します。失敗しない選び方やおすすめのカメラスライダー9選もピックアップしているので、ぜひ参考にしてください。カメラスライダーの自作・代用方法も紹介します。

カメラアクセサリの1つとして知られているカメラスライダー。名前だけではどんなアイテムなのか分かりません。また、どんなメリットがあるかも知りたいですよね。そこでここからは、カメラスライダーの特徴について解説します。

カメラスライダーはカメラを水平に移動させる用途で使われるアクセサリーです。主に、テレビ番組や映像撮影の際に使われます。使い方も簡単で、スライダー部分にカメラを取り付けたら、移動させたい方向にスライダーを滑らせるだけです。正確かつ動きのある映像を撮影する場面で重宝します。

撮影者がカメラを持って水平移動しようすると、上下にぶれたり均一なスピードで移動できなかったりします。しかし、カメラスライダーがあればきれいな水平移動が可能です。均一なスピードで移動させられるので、高クオリティな撮影ができます。

カメラをきれいに水平移動させられるので、視聴者も自分が動いているような感覚になります。その特徴から、より面白い・楽しい動画を作ることが可能です。動画への没入感を高められる点にも優れています。

カメラスライダーには種類によって異なる特徴があるので、自分の利用目的に合ったカメラスライダーを選ぶことが大切です。ここでは、カメラスライダーの種類について詳しく解説します。

カメラスライダーは、大きく分けて電動式と手動式の2種類があります。それぞれの違いは「どのようにスライダーを動かすか」です。また、使い方・安定性・価格も異なるので必ずチェックしましょう。

その名のとおり、手でカメラスライダーを動かすのが特徴です。直感的に扱えるので、カメラ機材に慣れていない方におすすめします。また、電動式に比べて価格が安いのも魅力的です。

しかし、手動なのでやや安定性に欠けます。そのため、スライダーの安定性を求めている方にはおすすめできません。とりあえずカメラスライダーが欲しい方には向いています。

電動タイプのカメラスライダーは、スライダーを電動で移動させるのが特徴です。機械的に移動させられることから、手動に比べて安定性に優れています。そのため、水平移動のきれいさを重視する方におすすめです。

しかし、充電の必要があるほか、充電が切れるとその時点で使えなくなるデメリットがあります。使用前にフル充電にしておく・予備の充電を用意するなどの対策が必要です。

カメラスライダーには、レール固定・ベアリング・フライホイール実装・360°回転タイプの4つのタイプがあります。タイプによって使い勝手が異なるので、それぞれのポイントを知っておきましょう。ここでは、タイプごとの特徴を解説します。

レールの上に樹脂製の土台を乗せ、レールを移動させながら撮影するタイプです。他のタイプに比べて価格が安く、それでいて頑丈さにも優れています。そのため、長く使えるカメラスライダーが欲しい方におすすめです。

また、落とした程度では壊れないことから、屋外の不安定な場所で使うのにも適しています。仮に壊れても、安いので買い直しやすいです。

ベアリング付きのカメラスライダーは軽いので、持ち運びやすさに優れています。外出先でカメラ撮影する機会が多い方におすすめです。また、ベアリングによってなめらかな水平移動ができます。

しかし、動き出し・停止・低速移動の際には、速度のムラができやすいです。口コミを参考に、速度のムラが少ないカメラスライダーを選ぶことが重要です。

フライフォールとは、金属で作られた円盤のことを差します。このフライフォールをレールのベルトと繋ぎ、スライドさせるのが特徴です。レール固定タイプよりも簡単に使える上、ベアリング付きのような速度ムラが出にくい魅力があります。

そのため、カメラスライダーの初心者におすすめです。しかし、重い傾向にあるので持ち運びには向きません。価格も高いため、予算に合わせて検討しましょう。

その名のとおり、スライダーが360°回転するタイプのことを指します。水平移動に加えてカメラ自体のアングル調節ができるので、より迫力のある映像を撮ることが可能です。他のタイプに比べて最も自由度の高いカメラスライダーと言えます。

しかし、フライフォール実装タイプと同様値段が高いのが欠点です。最初は他のカメラスライダーを使ってみて、自由度を高めたくなったら360°回転タイプを買うことをおすすめします。

今ではさまざまなカメラスライダーが販売されているので、選ぶ際に迷ってしまうかもしれません。かといって、適当にカメラスライダーを選ぶのはNGです。そこでここからは、失敗しないカメラスライダーの選び方を解説します。

安定したカメラスライダーを選ぶためには、スムーズなスライドができるかを見極める必要があります。しかし、スライドがスムーズかどうかは実際に使ってみないと分かりません。そこでおすすめなのが、口コミを参考にすることです。

口コミを見て、速度ムラがないか・なめらかに移動できるかをチェックしましょう。それらに関する低評価が少ない商品を選ぶのがベストです。

手動式のカメラスライダーの場合、動かしにくいとスムーズなカメラ移動ができません。こちらも口コミを見て、動かしやすいかを判断しましょう。

また、手を使わずに移動させられる電動タイプを選ぶのもおすすめです。スマホやリモコンでスライダーを操作できるモデルは、特に動かしやすいです。

カメラではなく、スマホで撮影したい方もいると思います。その場合は、スマホ専用のホルダーが付いているカメラスライダーがおすすめです。

カメラと同じく、スマホをスライダーにセットするだけで使えます。しかし、ホルダーのみだと高さ調節がしづらかったり、決まった方向にしかスライドできなかったりするので気をつけましょう。

小型カメラで撮影する目的の方は、小型のカメラスライダーがおすすめです。小型な分、コンパクト・軽くて持ち運びやすい・使い勝手がいいなどの特徴があります。

カメラが小型ならスライダーの耐荷重を超すことはないので、安心して使用可能です。逆に小型カメラに対して大きいカメラスライダーを選ぶと、持ち運びにくく使い勝手が悪くなる場合があるので気をつけましょう。

カメラスライダーは安い材料で自作できます。カメラスライダーは安くても5,000円以上するので、コスパ重視の方は自作するのもおすすめです。カメラスライダーの自作の流れは以下のとおりです。

【必要な材料】

• 長さ60cm程度の木の板
• 長さ15cm程度の木の板
• アルミアングル2つ
• ゴムパッド
• 正方形の木製ブロック
• 車輪4つ
• 防振パッド
• 接着材

【制作手順】

1. 長さ60cm木の板の両側に木製ブロックを1～2つずつくっつける
2. 裏側にも木製ブロックを同じ要領でくっつける
3. アルミアングル2つにゴムパッドをくっつける
4. 3を1の面部分の上下にそれぞれ取り付ける
5. 2に防振パッドをくっつける
6. 長さ15cmの木の板の中心に穴を空ける
7. カメラに対応したネジを6の穴に取り付ける
8. 7に車輪を付ける

アルミアングルをレールとし、その上に車輪を付けた木の板を滑らせることでスライドできます。

今回はカメラスライダーの特徴や選び方、おすすめ商品を紹介しました。カメラスライダーがあれば、なめらかな水平移動により味のある撮影ができます。カメラでより良い撮影をしたい方は、この機会にカメラスライダーを使ってみましょう。ぜひ本記事を参考にして、自分に合ったカメラスライダーを見つけてください。