【最強】室内アンテナおすすめ10選｜感度を良くするにはどうすればいい？

アンテナと言えば、もっともよく知られているのは屋根の上などに設置する室外アンテナ、いわゆる八木式アンテナですが、取り付けには専門知識が必要であったり費用もかかります。その点、室内アンテナは受信性能こそ室外アンテナより劣りますが、専門知識などなくても誰でも気軽に設置でき、価格も安価なものが多いです。

また、室内アンテナなら外の影響を受けないので、台風や雷などで破損する心配もありません。室内アンテナには、室内専用アンテナと、室内と室外両方に対応しているアンテナがあります。室内だけでは電波の受信が不安である場合は、室内と室外兼用のアンテナを試してみましょう。

今回は、室内アンテナおよび室内と室外兼用アンテナについて、おすすめのランキングを紹介します。ぜひ自分にあった室内アンテナを検討してみてください。

ペーパーアンテナは紙のように薄いプラスチック製で、窓や壁に両面テープで貼り付けて使うタイプのため場所を取りません。薄さは1mmを切る商品もある程で、貼り付けるときも曲げ伸ばし自由です。テレビの後ろの壁や、窓際に貼ってカーテンで隠すなどすれば、ほとんど目立ちません。

また、ブースターがついたタイプでは、ブースター用の電源はUSB式でテレビから直接給電でき、コンセントが必要ない点が特徴的です。なお、受信範囲が90km以上である必要がありますのでご注意ください。

卓上型は、テーブルやテレビ台などに置くだけで使えるタイプで気軽です。受信感度はペーパーアンテナとさほど変わりません。壁などに貼り付けができない代わりに、傾けて最適の受信角度を探せるタイプもあります。

デザイン性に優れているため、インテリアとのマッチングで考えるなら、こちらのタイプがおすすめです。

平面アンテナは、室外の壁面に取り付けるだけでなく、室内での簡易な設置も可能で、使い分けられる点が特徴的です。ただ、室外に取り付ける場合は、金具などで固定するため、作業にやや手間がかかります。

受信感度は、室外でも取り付けられるため、ペーパータイプや卓上型に比べると高い方です。そのため、送信塔から離れた弱電界地域でも受信できるタイプが多いです。水平偏波と垂直偏波の両方に対応していたり、室内では縦置きと横置きどちらでもできるタイプもあります。

なお、機能的に優れている分、ペーパータイプや卓上型より価格は高めです。

アンテナを設置する場所が強電界地域の場合、送信塔に最も近い地域のため、動作利得が少ない数値でも十分電波は入ります。よほどの障害物の干渉がなければ、通常、室外アンテナから室内アンテナまで、特に工夫することなく受信できます。

動作利得の数値的には、5db以下のものでも受信が可能です。

中電界地域は、送信塔からの距離が近くもなく遠くもない地域です。通常で受信できるアンテナのタイプは、室外用と、平面アンテナのような室内と室外兼用のタイプが受信できます。室内用アンテナは受信しにくくなり、よほど性能がいいタイプか、ブースター内蔵のものでないと難しいです。

必要な動作利得は、強電界地域よりやや高い5～10db程度とされています。

送信塔からもっとも遠い地域のため、もっとも受信感度のいい室外用アンテナ以外は受信が難しくなります。なお、室内アンテナなどでも、性能が高いものやブースターつきのものなど、一部で受信できるタイプもあります。

動作利得はかなり高めの数値が必要です。そのため、最低でも7db以上、できれば14dB程度はあった方がいいとされています。

室内アンテナには、ブースターが内蔵されているタイプがあります。ブースターとは、電圧の増幅器のことで、これが内蔵されていることにより受信能力は上がり、中電界地域や弱電界地域などの電波が届きにくい地域でもテレビが映りやすくなります。

ただし、ブースターはノイズなども増幅させてしまうため、電波信号の質が悪い場合は、画面が荒れてしまう場合もあります。もしブースターなしできれいに映るのであれば、必ずしも使う必要はありません。

室内アンテナは、ケーブルをテレビにつないで使用します。ケーブルの長さは、商品ごとにまちまちであるため、事前に調べておくことをおすすめします。もし、購入した室内アンテナの長さが足りなかった場合は、延長コードも購入しましょう。

設置する地域が強電界地域であるなどのため受信しやすい場合、室内アンテナでもケーブルをそれほど伸ばす必要はありません。その場合、テレビの近くに設置しても問題ないので、ケーブルは1.5mぐらいから、せいぜい3mもあれば十分でしょう。

設置する地域が中電界地域や弱電界地域であるなどのため受信感度が悪く、受信感度をいい位置に調整する必要がある場合、テレビから離れた場所に置く必要が出てくるかもしれません。そのような場合はケーブルの長いタイプで、長さは4m以上がおすすめです。

もし、受信状況が悪い地域で、お目当ての室内アンテナのケーブルが短い場合は、延長ケーブルも一緒に購入することを検討してください。

室内アンテナの感度が悪い時は、設置場所の状態をチェックしましょう。室内アンテナ近くに障害物となるものを取り除いてください。高いところに設置したり、電波塔側へアンテナを向けたりするのもおすすめです。

室内アンテナのおすすめランキング10選を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。室内アンテナにもタイプがさまざまあり、用途などにより選択肢も変わってきます。ぜひお気に入りの室内アンテナを見つけてみてくださいね。