子機2台付き電話機のおすすめランキング｜コードレス電話機やデメリットも

スマホの普及により、自宅に固定電話を設置しないご家庭も増えていますが、高齢者のいるご家庭や会社のオフィスなどでは、電話機を設置しているところが多いです。

そんな電話機を選ぶときに重視したいポイントが子機の台数です。電話機には本体（親機）と子機があり、本体のみだと電話がなるたび離れた部屋からいちいち電話を取りに行くのが面倒なので電話機を買い替えるなら子機付きのものがおすすめです。

今回は、子機2台付きのおすすめ電話機をパナソニック・シャープ・パイオニアなど人気メーカーからご紹介してきます。また、コードレスのメリット・デメリットについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

子機はすべてコードレスですが、親機はコードレスと有線の2種類が存在します。コードレスであれば、部屋を移動せず通話ができるので使い勝手がよく、取り回しがいいのもメリットです。

一方で有線は、電波干渉を受けないので安定した通信で電話できるのが特徴です。しかし、電話機本体と受話器が繋がれているため、基本的にはその場から動かずに電話しなければいけません。

このようにコードレスと有線を見比べると、目立ったデメリットのないコードレスの方が優れていると言えます。ちなみにコードレスの場合、DECT方式を採用しているモデルであれば、他の電子機器との電波干渉を受けないので通信の品質がよくなります。

スマホやネットが復旧している現代においては、メールやメッセージでやりとりする機会も多くなりました。しかし、大事な文書を送るなどの理由で、FAXが重宝される機会があるのは確かです。

そのため、今でもFAXは欠かせない方は、FAX機能付きの電話機を選びましょう。また、デジタルに慣れていない高齢者の方だと、携帯電話などでやりとりするよりもFAXの方が使いやすい場合もあります。もし高齢者にプレゼントする電話機を選びたいのであれば、FAX機能付きの方がきっと喜ばれます。

ほとんどの電話機には、親機の他に子機が付いています。親機から通話を応答する他に子機から通話を応答できるので、たとえば子機が2台あれば家の3ヶ所から電話に出るのも可能です。そのため、部屋数が多い家でも電話の応答が楽になります。

もちろん子機が多いほど家のさまざまな場所から電話に出れるので、その分利便性も増します。ただ子機が多すぎても値段が高くなるなどのデメリットがあるため、2～3台程度の個数が好ましいです。また、後述しますが、スマホを子機代わりに使用可能なモデルも存在します。

ナンバーディスプレイとは、電話機に着信が掛かってきた時にディスプレイに相手の名前や電話番号を表示する機能です。着信時に「どんな人から電話が掛かってきているか？」を確認できるため、純粋に便利な機能と言えます。

また、ディスプレイに怪しい電話番号が表示された、あるいは普段から掛かってきている迷惑電話の電話番号が表示されたら応答しないといった使い方も可能です。その意味では、迷惑電話対策としてもナンバーディスプレイは有効です。

ただ、モデルによってディスプレイのサイズが異なるので、視認性を重視するならディスプレイが大きいモデルを選びましょう。

ドアホンとは、来客が家の方に訪問してきたのを伝える、いわゆる「インターホン」と呼ばれるアイテムです。今ではこのドアホンも便利になってきており、専用のドアホンモニターで来客の声や姿を確認する他、電話機ごしに来客と会話できるモデルも存在します。

しかし、電話機をドアホンと接続するには、専用のターミナルボックスが必要です。ターミナルボックスを取り付けるには専門士の取り付け工事が必須なため、最初からドアホンに対応している電話機はほぼありません。

また、ドアホン接続端子を間違えると、正常に電話機で応答できないので注意が必要です。

スマホを子機として使用できる機能はとても役に立ちます。具体的にはスマホで着信を受ける・FAXの受信内容を確認するなどが可能です。また、スマホから固定電話として電話を掛ける機能があり、固定電話料金で掛けられるのでスマホの電話代の節約にもなります。

スマホを子機代わりに使用できるので、作業をしている際でもスマホを近くにおいておけば「電話の着信に間に合わなかった」といった事にはなりません。よく電話をする方にとってはとても重宝する機能です。

モデルによってさまざまな機能があるのが電話機の特徴ですが、その中でも「あると嬉しい機能」が搭載されているモデルを選ぶと、快適に電話機を使えるようになります。以下ではあると便利な、迷惑電話対策機能とスマホ連動機能について見ていきましょう。

電話機を使用していて、迷惑電話に困っている方も少なくないと思います。そんな方には、迷惑電話対策機能が搭載されたモデルがおすすめです。どのような迷惑電話対策が可能かは電話機によりますが、主な対策としては以下が挙げられます。

• ボイスチェンジ
• 録音
• 着信してきた側に警告

中でもボイスチェンジ機能は、女性の声を男性の声に変えられる点が便利です。あたかも「男性と話している」と思わせて、相手に危機感を覚えさせられます。また、着信してきた側に「録音する」といった警告を出す機能や、実際に録音できる機能も効果的です。

ナンバーディスプレイが設けられている電話機であれば、事前に相手の名前を確認できるので迷惑電話対策として有効と言えます。

数は少ないですが、電話機の中にはスマホ連動が可能なモデルも存在します。「電話機とスマホを連動すると何ができるの？」と思う方もいると思いますが、主にスマホを子機にする使い方ができるのです。

親機に掛かってきた着信をスマホで応答できたり、すでに親機で応答している着信をスマホに転送もできます。また、親機が家にあってスマホが外にあるといった状況でも、これらの機能は問題なく使用可能です。

ただし、電話機とスマホを連動させるには、別で契約が必要になります。電話機がスマホ連動に対応していても、最初から対応しているわけではない点に注意しましょう。

高齢者の方向けに子機2台付き電話機を購入する場合は、シンプルな機能・操作で使いやすいものを選びましょう。せっかく買ったにもかかわらず使いにくいようではいけないので、購入の際は店員さんに相談するなどして慎重に選んでください。

子機が2台あれば親機含め3つの電話機があるようになり、家の3ヶ所から応答を出れるようになります。これにより電話を取りに行くのが楽になるので、利便性がかなりよくなるはずです。今まで子機が1台だった方は、これを機に2台のモデルを試してみましょう！