コードレス電話機のおすすめ10選｜デジタルコードレスとは？メリットや特徴も解説

コードレス電話機は、固定電話回線に接続されている親機と子機の間を無線通信で結ぶことができる電話機のことをさし、親機からは慣れた場所でも会話できるのが最大の特徴です。

電話機のところにいなくても、ソファやベッドなど場所を移動しながら会話ができます。また、親機と子機の両方で着信が受けられます。さらに、コードが絡まるなどの煩わしさもありません。

しかし、コードレス電話機はスマホのように使わなければ何日でも充電が持つというものではありません。使い終わったら元の場所に戻しておかなければ通話ができなくなってしまいます。長時間通話した後は特に電池が減っているので、必ず充電しましょう。

コードレス電話機の通信タイプはアナログコードレスとデジタルコードレスの2つがあります。アナログは、アンテナ親機とコードレス子機が一対となっているのが特徴で、子機を増やすことができません。

一方のデジタルは世界的に普及している一般的な電話機となります。親機に対して複数の子機を登録できるタイプと、一つしか登録できないものがあり、2.4GHzの周波数を使うのが特徴。しかし、LAN回線などさまざまな家電と干渉してしまうため、通信障害を起こしてしまうことも珍しくありません。

このアナログとデジタルのいいとこ取りをしたのがDECT方式です。DECT方式は、今までの2.4GHzではなく1.9GHzを使用するので、無線LANなどとの電波干渉の心配がなく、セキュリティ面でも安心です。また、DECT方式の子機は消費電力が少ないので、長時間使用しても切断リスクがなく安定して通話ができます。

FAX付きの電話機があれば、パソコンやスマホに不慣れな人でも確実に情報伝達を行うことができます。FAX番号さえ間違わなければ、相手にその場で情報が届くため相手も素早く確認することが可能です。

チャットアプリやメールを使う人にとっては、FAXは馴染みのない通信手段になってしまいました。しかし、最新の通信手段が苦手な人にとっては、紙ベースで情報を手にできるとても便利なツールなので、FAX機能があった方が便利という声はいまだに多いです。

コードレス電話機の子機の台数は、多い方が使い勝手がいいです。親機1台に対して子機1台が一般的ですが、デジタル回線が普及した今では多いもので10台ほど増設できるものもあります。

増設台数が多ければ、各階に1台ずつという使い方もできるため非常に便利です。購入の際に子機の必要な台数が見えていないのであれば、増設可能なモデルがおすすめです。

コードレス電話機を購入する際には、液晶表示が見やすいかどうかも重要なポイントです。液晶表示はシンプルではっきりとしたものであれば、高齢者でも見間違いが発生しません。また、高齢者にとっては、文字の大きさ以外にも読みやすいフォントかどうかといった点も重要でしょう。

はっきりと見える液晶を選ぶことで、かけ間違いを防止することができます。さらに、間違い電話や迷惑電話などの対策もとりやすくなるので、液晶画面はできるだけ見やすいものを選ぶのがおすすめです。

コードレス電話機を選ぶ際にあった方が便利な機能を4つご紹介します。迷惑電話防止機能やナンバーディスプレイそして留守番電話という基本的な機能と、ドアホン連携という新しい機能について解説します。

迷惑電話防止機能があると、オレオレ詐欺などの詐欺被害の防止につながります。現在主流となっているのは「この電話は録音されています」または「お名前をおっしゃってください」という音声メッセージを流すことで、犯人を撃退したり、怪しい電話はその場で切ったりすることができます。

また、着信拒否機能を使えばそもそも迷惑電話がかかってこないようにすることも可能です。中にはボイスチェンジ機能が付いていて、女性の声を男性の声に変えてくれるものもあります。迷惑電話が不安だという人は、対策されている機器を選びましょう。

ナンバーディスプレイは、電話帳機能に登録されている相手を表示してくれます。着信相手が一目でわかるので、知らない人からの着信を無視することが可能です。電話番号を電話帳に登録しておくことで、着信履歴に最近連絡を取った人が誰かもわかるためとても便利です。

このナンバーディスプレイ機能を使うことで、先ほどの迷惑電話対策で紹介した着信拒否機能が使えるようになります。つまり、万全の対策をしたいのであればナンバーディスプレイ機能は必須です。

留守番電話機能がついていない電話はほとんどありません。しかし、録音件数はモデルによって異なるので家を留守にする機会が多いのであれば、録音件数が多いものを選びましょう。たくさん録音したい人には、SDカードに対応している機器がおすすめです。

最近のモデルでは、外出先から自宅の電話機に電話をかけることで、留守電があるかどうかを確認できるトータルセーバー機能が搭載されたものもあります。また、録音する旨のメッセージを流すことで、犯罪者への警告にもなり防犯にも役立ちます。

ドアホンと接続できるモデルは、来客応対を電話機で受けることができます。コードレス電話機なら、場所を選ばずに移動しながら対応ができるのでとても便利です。

またスマホに転送できるものもあり、外出先でもスマホを子機代わりにすることで、不在の対応も自分ですることができます。宅急便などの急な来客が多い人には、ドアホンと連携できるモデルがおすすめです。

パナソニックは、コードレス電話機のラインナップが豊富なメーカーです。FAX付き電話機「おたっくす」で家庭用FAXを一躍有名にしたことでも知られています。最先端の技術を搭載する傾向にあり、最近では迷惑電話対策でセキリュティ強化に力を入れています。

お手頃価格の機器からハイスペックの機器まで幅広くリリースしているという特徴もあります。自分に合った機器を見つけやすいのも嬉しいポイントです。

シャープのコードレス電話機は、操作が簡単なものが多いのが特徴です。操作が簡単なので、使い勝手が非常にいいのも嬉しいポイントの一つ。迷惑電話対策として自動対応を取り入れています。

また、見守り機能をつけている機器もあり遠方に一人暮らしの親御さんを抱えている人にもおすすめです。基本的な機能は取り揃えているので、家電の設定が苦手な人や、すぐに使えるものがいい人にはシャープがおすすめです。

パイオニアはAV機器を発売していることで有名です。家電メーカーではないので、他社とは違う個性的なデザイン性を持っているのが特徴。オーディオメーカーが作る電話機なので、音声が聞き取りやすいのも支持されている理由の一つです。

今まで固定電話が聞き取りづらいなと感じていた人は、パイオニアの高品質な電話機がおすすめです。高齢者でも使いやすい「はっきり大音量」が搭載されています。

コードレス電話機の購入を検討している場合には、ぜひ停電時の通話機能も確認しておきましょう。災害時など不測の事態に連絡が取れないと不安になってしまいます。親機側もコードレスの場合、本体に予備バッテリーがあるなど、停電時でも受話器が利用できるか確認しておくと安心です。

コードレス電話機を使うことで、場所を選ばずに通話ができます。通信方式を選べばクリアな音声で通話ができますし、コードレスだからといって使用時間が短いということもありません。デザイン性や機能性など自分に合ったモデルを選びましょう。