Bluetooth対応の中華アンプおすすめ8選｜ハイレゾ対応の高音質も

中華アンプとは、中国や台湾で作られているアンプのことを指します。中華アンプの特徴は、コストパフォーマンスに優れて高音質です。それぞれ具体的なポイントを解説します。

中華アンプの価格は非常に安く、2千円台から提供されています。人気商品は3～5千円程度で、ハイレゾ対応のハイエンド機種でも2万円以下がほとんどです。格安商品でも必要な機能は揃っており、耐久性も申し分なしです。決して安かろう悪かろうではなく、むしろコストパフォーマンスの高いお値打ち商品が目白押しとなっています。

多くの家電と同様、中華アンプも「安物買いの銭失い」の扱いが長く続いていました。しかし、2012～2014年に登場したLEPY社のLP-2020A+により、市場の情勢は一変。格安でありながら日本製ブランドに引けを取らない、驚きの高音質を実現しました。

そしてLP-2020A+の品質は中華アンプのスタンダードとなり、今や中華アンプは価格以上の音質を提供するコスパの高いジャンルとして定着しています。

基礎知識として、アンプの種類を解説します。アンプとはアンプリフィアー（amplifier）の略で「増幅器」といった意味です。アンプは真空管を用いたアナログアンプと、デジタルアンプの2種類に分かれます。

真空管アンプは、1920年代に真空管の音響原理を利用して発明されたアンプの原型です。1950年代以降に半導体素子を利用したトランジスタアンプが登場するまでは、真空管アンプが主流でした。ガラス反響を利用した真空管アンプの音は、柔らかく温かみがあるのが特徴です。

デジタルアンプは「トランジスタアンプ」とも呼ばれており、半導体素子を利用した電子情報で音声を伝える仕組みのアンプです。1950年代に登場し、真空管アンプと比べて安価で小型化しやすいといった理由から、急速に普及が進みました。なお本記事で取り上げる中華アンプは、基本的にすべてデジタルアンプです。

Bluetooth対応の中華アンプの魅力は、何といっても価格が安いことです。価格が下がるため品質が多少落ちます。ただ格安だからこそ、高額な国産機種ではできないような使い方ができるのも魅力です。

アンプ内蔵のプレーヤーやスピーカー以外を使ったことがない場合「独立したアンプが欲しい」と考えた方も多いはず。そんなときは、お試し用として購入できる格安機種の中華アンプがおすすめです。アンプを使う際の感覚を掴む用途にも役立ちます。

動作テストを兼ねてBluetooth対応の中華アンプを投入する選択肢があります。たとえば、オーディオ初心者が疑似サラウンド環境の構築にチャレンジする場合に最適です。また取り回しやすい車載用や、改造ベース用に購入するのもおすすめします。

Bluetoothによる無線通信を行うには、所定の条件を満たす必要があります。現在主流のBluetooth規格は、Bluetooth5.0またはBluetooth4.0です。また、互換性のない古い規格には対応していないので、注意が必要です。

そして中華アンプでペアリングする際は、本体の電源をONにすると自動的に接続先を検知します。なお、音声コーデックには伝送遅延の少ない「aptx」が採用されるのが一般的です。

アンプは音声データをバイパスする機器です。アンプに接続できる端子の種類や数は、本体の価値に直結します。対応端子の種類は大きく分けて、アナログ出力端子・デジタル端子・入力端子の3つあります。

特に高品質のデジタル音声を伝送できる、光デジタル入力端子の有無は大事なポイントです。あらかじめ入出力する機器を確認して、対応の端子に適した中華アンプを選んでください。

国産メーカーと比べてスペックを公開している機種は多くありませんが、格安の中華アンプでもハイレゾ対応機種は存在します。ハイレゾ対応の条件は、ノイズの少なさを表すS/N比が96kHz/24bit以上であることです。

S/N比が大きいほどノイズが少なく高音質となります。ハイレゾ対応を検討している場合は仕様をチェックし、ハイレゾ対応の有無も確認しましょう。

スピーカーの出力や特性によってアンプの選び方が変わるので、スピーカーを選ぶのも重要です。そこで、スピーカーの大きさに応じて機種を選ぶ要領について解説します。

中華アンプ含めてオーディオアンプには、ICチップが内蔵されています。特に、このICチップによって、アンプから出るサウンドの質が左右されるので選ぶ時のポイントにしてみてください。

なお、アンプによってICチップの種類は異なりますが、できるだけ有名メーカーが製造したICチップが内蔵されている商品を選びましょう。たとえば、中華アンプに内蔵されているICチップで評価が高いのがTripathの「TA2024」などです。

FX-AUDIO-は、ネット販売に特化した日本のノースフラットジャパンによるブランドです。製造は中国で行っているため、実質中華アンプとなっています。ただ「安かろう悪かろう」を払拭するために、現地監督と運営は日本人が行っています。

さらにすべての製品の内部構造などの情報をすべて公開するといった中華アンプの中でも信頼性が非常に高いメーカーです。また、製品に関しては、真空管のプリアンプを搭載するなど、面白い製品が多いのもFX-AUDIO-の魅力になります。

Toppingは、中国のオーディオメーカーです。さまざまなアンプを販売しており、価格もピンからキリまであります。中華アンプの中でも品質と音質ともに信頼度が高いメーカーです。さらに高級中華アンプといった路線にも進出しています。

Toppingの高級中華アンプは、ほかの中華アンプより高クオリティで安定した音が楽しめると評判です。ぜひ、気になる方はToppingの高級中華アンプもチェックしてみてください。

2010年半ばから普及し始めた中華アンプは、Bluetooth5.0に対応したことでますます市場価値を高めています。車載用や改造用としてだけでなく、実用レベルの高品質です。当記事を参考の上、コストパフォーマンス抜群のBluetooth対応中華アンプを有効に活用してください。