星空撮影・月撮影におすすめのカメラランキング｜星空をきれいに撮れる一眼レフ・安いカメラも紹介！

▼こんなにおすすめ！

• ファインダーを覗きながら星空・月を撮影したい
• 頑丈で安定感のあるカメラが欲しい
• 長時間撮影のためにバッテリー持ちのいいカメラが欲しい

性能にしっかりこだわりたい人には一眼レフが最もおすすめです。

一眼レフは光学ファインダーによって直接被写体を見る感覚で撮影できるので、より直感的にシャッターを切れます。また、インターバル撮影ができる高機能レリーズ搭載なら「星の軌道の撮影」などが撮影できます。さらに、一眼レフはミラーレス一眼よりバッテリー持ち・耐久性も優れているため星空撮影のような長時間の撮影にも最適です。

一眼レフもミラーレス同様レンズキットが販売されています。ボディのみとレンズキットで価格の差はあまりないためお得に購入できるのがメリットです。

▼コンデジはこんな人におすすめ！

• 軽さ・コンパクトさ重視な人
• スマホよりクオリティの高い写真を手軽に撮りたい

コンデジの最大のメリットは、小型・軽量で携帯性に優れている点です。小さなカメラであれば場所を問わず気軽に撮影できて邪魔になりません。

3万円前後の安いコンデジの場合、星空・月撮影のクオリティはデジタル一眼にはどうしても劣りますが、予算5~10万円の高級コンデジには十分性能のいいものもあります。

スマホより性能は欲しいけれど大きなカメラは持ちたくない人、持ち歩きやすさ重視な人は高級コンデジから選びましょう。

星空・月撮影向きのコンデジを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
コンデジの場合レンズ交換ができないので、カメラ性能=レンズ性能となります。

コンデジで星空撮影・月撮影をするなら、予算10万円前後の高級コンデジがおすすめです。

価格の安いコンデジは画質がスマホとあまり変わらなかったり、F値やISO感度が適した値にできないなど後悔につながる可能性もあります。

選ぶ際には、デジタル一眼と同じくF値とシャッタースピード、ISO感度を重視しましょう。コンデジの撮影モードに「星空」がある場合もありますが、距離や周囲の明るさによってはマニュアルモードで調整したほうがより綺麗に撮影できます。

星空撮影・月撮影をするならカメラとあわせて三脚も用意しましょう。

星空撮影・月撮影は非常に手ブレしやすいのが難点です。そのため、デジタル一眼で撮影する場合もコンデジで撮影する場合も、三脚があると確実です。

また、シャッターを押したり離したりする振動でもブレが生じてしまう場合があります。そのため、カメラを揺らさずにシャッターを切れるリモートスイッチもあるとさらに手ブレ対策になるため、おすすめです。

星空・月写真をきれいに撮影するコツは以下の5つです。
撮りたい画によっても設定の仕方は変わるので参考にしてみてください。

• 焦点距離24mm以下の超広角レンズを使用する
• F値は2.0以下に設定して、光を取り込むようにする
• 星を点像で撮影したい場合はシャッタースピードを15～30秒以内に設定
• できるだけ三脚を使用する
• 三脚を使用する際はリモートレリーズを使うとより◎

星を点像で撮影したい場合と星の軌道を撮りたい場合では撮影方法が変わってきます。以下では、星の軌道を撮影の際のコツを紹介するので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。

• インターバル撮影ができる高機能レリーズ搭載のカメラを使用する
• 長秒時露光のノイズ低減、手ぶれ補正機能がある場合はOFFにする
• シャッタースピードを10〜30秒程度に合わせる
• 連写モードをシャッタースピードとの時間を計算して1〜時間程度になるように設定する

星の軌道は撮影は1〜時間と長時間撮影となるため撮影前にはバッテリーをしっかり充電して準備しましょう。

デジカメで最も主流なのは1/2.3サイズで、強いこだわりがなければコスパが良いモデルも多くおすすめできます。

プロ仕様の高級コンデジが欲しい人や、さらに高画質を求める人は1型がおすすめです。価格も10万円前後と高くなる傾向はありますが、ミラーレスや一眼に迫る高画質な写真を撮影できます。

中にはフルサイズを採用した高級コンデジもありますが、30~50万円を超える価格のものもありかなり高価です。

▼プロ仕様のコンデジはこちらをチェック！▼

F値は

• 写真の明るさ
• 背景のボケ方
• シャッタースピード

に影響します。

一般的なデジカメ・コンデジのF値はF2.8~F6.4が主流です。F2.8~F6.4と表記されていた場合、その範囲で調整が可能となります。

星空・月や暗い場所での撮影をする場合、F値は小さく設定できるものがおすすめです。光をより多く取り込めることから、F値の小さいレンズ=明るいレンズとも呼ばれています。

近くの人物やものにピントを合わせて背景をぼかしたり、夜間・暗い場所での撮影が多いならF値は小さいものがおすすめです。光をより多く取り込めることから、F値の小さいレンズ=明るいレンズとも呼ばれています。

ISO感度はISO100などと表示され、レンズから入ってきた光をカメラ内でどの程度増幅するかを表します。この数字が大きくなるほど感度が高いということができ、感度が高いとシャッターを速く切ることができブレを防ぐことができたり、暗い場所でも明るい写真が撮ることが可能です。

ただ、感度を上げすぎるとノイズが多くなるといったデメリットもあります。ノイズが多くなると画質が悪くなるため、ISO感度の上げ過ぎには注意が必要です。以下は、撮影シーンごとの目安となるISO感度ですので、ぜひ参考にしてください。

▼撮影シーンごとのISO感度の目安

• ISO100：明るい野外、晴れの日
• ISO200：曇りの日、日陰など
• ISO400〜1600：明るい屋内
• ISO800〜3200：暗い屋内
• ISO3200〜6400：星空、夜景など

焦点距離は画角に収まる風景の範囲に影響し、
焦点距離の数値が小さければ広い範囲(広角)を、大きいほど狭い範囲(望遠)を切り取れます。

製品の仕様では「24～360mm」のように記載されていて、この場合24mmから360mmまでの範囲で焦点距離を調整できます。

選ぶ際は、撮影したい風景の範囲で選びましょう。

たとえば、

• 運動会で遠くにいる子どもの姿をピンポイントで撮りたい
  →焦点距離の最大値が大きい望遠レンズが撮影しやすい
• 大きな風景を写真いっぱいに収めたい
  →焦点距離の最小値が小さい広角レンズが撮影しやすい

などです。

遠くにある被写体を撮影するには光学ズーム倍率が重要です。

運動会やスポーツ観戦などで使う場合、20倍以上が目安です。さらに、100倍を超える超高倍率なズーム機能があれば、月や野鳥といった距離もあって小さい被写体も撮影できます。

実は、光学ズーム倍率は焦点距離がわかっていれば簡単に割り出せます。

光学ズーム倍率=焦点距離の最小値(広角端)÷最大値(望遠端)です。

24～360mmのデジカメなら、360÷24=15倍となります。

光学ズーム○倍と記載がないときは焦点距離の範囲から計算しましょう。

シャッタースピードはシャッターが降り切るまでの速度を表しています。

シャッターが降り切るまでに2秒かかったら2秒、0.5秒かかったら1/2秒です。1秒以下は1/○秒と表記されるので、分母が大きいほどスピードが速いということになります。

シャッタースピードの速さは被写体の動くスピードや撮影したい写真の取り方によって変わります。

基本的に、素早く動くものほどシャッタースピードが必要です。反対に、光が少ない場所や特殊な撮影をする際にはシャッタースピードを遅くすると流れや光を美しく表現できます。

星の軌道を写したい場合はインターバル撮影がおすすめです。インターバル撮影とは、シャッタースピード・シャッター間隔を設定し自動的に撮影する撮影方法のことを指します。星の軌道だけでなく、花が蕾から開くまでの様子や昆虫が孵化する様子などを撮影する際にも使用できます。

手ブレ補正機能はどのモデルを選んでも搭載されていることがほとんどのため、選ぶ際にはそれほど注視してチェックする必要はありません。

手ブレ補正機能があると、

• 運動会や学校行事でズーム機能を使って撮影する
• 乗り物など動いている被写体を撮影する

といった撮影シーンでも被写体の動きをしっかり捉えて撮影できます。

手ブレ補正機能は光学式・電子式がありますが、全体の9割ほどを占めていて、画質にも影響が少ない光学式を選びましょう。
2つの違いは、以下のとおりです。

現在販売されているコンデジはほとんどが動画撮影に対応しています。

選ぶ際のポイントは、4Kに対応しているかどうか。
4Kなら家族・友人との思い出もVLOGも高画質で撮影できます。

自撮りする機会が多いならモニターを手前に回転できるモデルがおすすめです。
スマホの外カメラよりも高画質な動画を、写りも確認しながら撮影できます。

コンデジをポケットや小さいバッグにポンと入れて持ち歩きたい人は、重量300g以下を目安に小型・軽量なコンデジを選びましょう。

コンデジはそもそも「コンパクトデジタルカメラ」なので、ミラーレスや一眼レフよりも小さく軽いのが特徴です。しかし、性能が高いものや「ネオ一眼」はサイズも大きく、1kg近い重さになる場合もあります。

「思ったよりも持ち歩くのに邪魔だな…」と後悔しないために、使いやすいサイズ感もチェックしておきましょう。

カメラ選びで迷ったらキヤノンがおすすめです。
キャノンは国内最大手のカメラメーカーで、初心者にも扱いやすいデジカメを多く取り揃えています。

コンデジの人気シリーズは以下の2つです。

• IXY→小さくて持ち運びやすいデジカメ◎
• PowershotG→初心者にもおすすめの高級コンデジ
• EOS Kiss→初心者にもおすすめのデジタル一眼

キヤノンのコンデジは予算5万円前後で買える高性能なモデルもあります。

本格的なカメラが欲しい人は、小型・軽量で女性でも扱いやすく、予算10万円程度で購入できるEOS Kissがおすすめです。

SONYのコンデジは小さくて軽量なので持ち運びやすく、3万円台のお手頃価格なモデルもあります。

コンデジの主なシリーズは、以下の2つ。

• 手軽さが魅力の「Cyber-shot」
• 4K動画撮影ができる「VLOGCAM」

また、デジタル一眼ではフルサイズのミラーレス一眼が豊富です。

• フルサイズ搭載の本格派モデル
  →α7シリーズ
• APS-C搭載の初心者向けモデル
  →α6400・α6600

人物の瞳を自動で追跡してくれる「リアルタイム瞳AF」搭載モデルもあるなど、人物の撮影がしやすい機能も魅力的です。

リコーは、特に登山・キャンプ・釣り・海水浴などアウトドアでカメラを使用したい人におすすめのメーカーです。

画像の「WGシリーズ」は、防水・防塵・耐寒・耐衝撃など、屋外で活動する際に嬉しい機能が満載で、過酷な撮影環境には最適です。

また、高級コンデジの「GRシリーズ」は一眼レフカメラ並みのクオリティで撮影できるなど、プロにも愛用される逸品です。

パナソニックのコンデジは用途ごとに選びやすいのが特徴です。
また、デジタル一眼はミラーレス一眼に特化していて手ブレ補正も優秀なので、初心者や動画撮影もしたい人におすすめです。

コンデジのおすすめは

• DC-TZ90→高倍率の光学ズームが特徴
• DC-TX2→画質重視な人におすすめ
• DC-FT7→防水仕様でダイビングにも◎

ミラーレス一眼のおすすめは

Nikonのコンデジはコスパのいい「COOLPIXシリーズ」が有名です。

カメラ初心者の人でも簡単にきれいな写真が撮れて、持ち運びやすい薄型のデジカメです。同シリーズにはお子様にもおすすめの防水仕様シリーズもあり、幅広い人におすすめできます。

デジカメは周辺機器を合わせて使用するとより撮影がしやすくなります。
購入時に合わせてチェックしたい周辺機器は以下のようなものがあります。

• SDカード
  →写真データを保存するための必須アイテム！
• ネックストラップ
  →登山や旅先などアウトドアで使うことが多い人に◎
• 三脚
  →手ブレしやすい時の撮影に◎
• ジンバル
  →自撮りやVLOGの撮影に◎

手軽に写真撮影できるスマホですが、カメラとしての性能はコンデジの方が上です。

コンデジのメリットは

• 手ブレ補正機能がある
• 高倍率ズーム搭載モデルも選べる
• 星空・月や暗い場所でもきれいに撮影できる

スマホのメリットは

• カメラを持ち歩かずに済む
• SNSやアプリにすぐ写真をアップできる

などです。

画質や写真のクオリティ、被写体に合った性能を求めるならコンデジを探した方が満足度は高くなります。

性能のいいデジカメをできるだけ安く購入するには、2通りの方法があります。

1. 型落ちのカメラを買う
2. 中古のカメラを買う

おすすめは①型落ちカメラを買う方法です。

新しいモデルが出ると、それまで最新だったモデルは少し値下げされる傾向があります。1世代前のモデルであれば十分高性能な場合も多いため、選択肢としてはおすすめできます。

ただし、5年以上などかなり前のモデルは性能差が大きくなるため、型落ち品は2~3年程度前のものを選びましょう。

中古のカメラも新品より安く購入できる場合が多いですが、中には見た目よりダメージがあるものもあるため、良いものを選ぶにはある程度知識が必要です。

また、カメラの使用感を確かめてから買いたい人はレンタルでいくつか使ってみるのもおすすめです。

撮影した写真や動画を記録するためにSDカードは必須です。
SDカードには大きく分けて3種類あります。

種類はSDカードの容量の大きさによって分けられており、

• 64GB以上→SDXC
• 4~32GB→SDHC
• 2GB以下→SD

と呼ばれます。

目安としては、32GBの場合2000万画素の写真を約3276枚ほど保存できます。
4K動画を撮影するなら64GB以上あれば3時間分以上保存できて安心です。 

SDカードの選び方は以下の記事でも紹介しています。
デジカメ選びとあわせてチェックしてみてください！

星空の撮影は、テクニックが必要で一般人には難しいイメージがあります。しかし実際は、準備をしっかり行い、いくつかのポイントに気をつければ初心者でも十分に楽しめますよ。今回ご紹介したおすすめ商品やテクニックを参考に、ぜひ星空の撮影を楽しんでみてください。