RCAケーブルのおすすめ14選｜高音質なオーディオケーブル・変換ケーブルも

映像や音響機器で出力源として使われているRCAケーブルですが、音に艶を与えたりするものなども販売されています。また、オーディオなどのAV機器やスピーカーの不具合で悩んでいる方は、本体の故障ではなく正しいケーブルを使っていないところが原因かもしれません。

しかし、RCAケーブルは多くのメーカーからたくさんの種類が発売されておりどれを選べばいいか迷ってしまうかと思います。高音質なものはもちろん、自分が使用している機器に合った商品の選択が重要なポイントです。

そこで今回はRCAケーブルの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。記事の最後にはRCAケーブルの自作方法についてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧になってください。

RCAケーブルとは、音声・映像の信号を伝送するケーブル。DVDプレーヤーとテレビ・CDプレーヤーとアンプといった組み合わせの接続に用いられる場合が多く、ビデオケーブル・オーディオケーブルとも呼ばれています。

昨今の映像分野ではHDMIケーブルを使う機会が増えたため、RCAケーブルが使われる機会は少なくなりました。一方、音楽分野では、現在でも多くの製品に基本規格として採用されています。

スピーカーシステムなどに使用するRCAケーブルによって音質は変化します。たとえば、防音環境の優れた部屋で超高級ハイエンドなスピーカーとアンプを使っている環境では変化を感じられます。

安いスピーカーシステムでスピーカーから2~3メートルほどの距離で聞いた場合などでは、ほとんどインピーダンス(交流抵抗)が無視できる範囲なので、聴き比べても劇的には変わらないのが現実です。

最も一般的で目にする経験が多いのが3色端子です。赤・白・黄の3色で構成されています。黄色の端子は映像を出力し、白と赤がそれぞれ音声を出力してステレオ環境が構築できます。

旧型のゲーム機やビデオデッキなどで使用されていたので見た経験がある方が多いと思います。

2色端子は音声情報を出力するタイプのケーブルで、主にオーディオなどの外部ステレオスピーカーへの接続で使われます。配色は赤・白の2色で構成されています。このタイプのケーブルはベルデンのメーカーが有名です。

スマートフォンやパソコンと接続し、迫力のある音声を楽しめます。オーディオ機器にこだわっている方は、この2色ケーブルにもこだわってみるとより艶のある音質に変わるかもしれません。

1色端子は2通りの種類があります。黄色の端子の場合は映像出力専用のRCAケーブルです。外部モニターやプロジェクターに映像を出力したいときなどに使用します。また、先ほどの2色端子を使って音声を出力し、映像にはこの1色端子を使用するような使い方もできます。

そして、黄色以外のカラーの場合はカーオーディオやサブウーファーなどに使用されるときが多いです。モノラルサウンドに対応しているスピーカーと接続する際に使用できます。

まず最初に紹介する導線の素材は銀線です。銀線は元から金属の中でも電気抵抗率が良く、この働きを利用して出力の電気信号を最も早く送れるように作られているのが特徴となっています。

さらに、近年では4Nagとよばれる素材の銀素材も開発されており、より購入者に求められる音質・画質を求められるようになってきているのです。

ですが、銀線のRCAケーブルはレアメタル製であり、従来の導線よりも値段が高くなってしまうデメリットもありますので、購入の際は気をつけましょう。

次に紹介する導線の素材は銅線です。銅線は銀線の次に電気抵抗が早い作りで作られている銅線であり、一般的に多くの家電などでも採用されている素材となっています。

さらに銅線の素材を使った導線は、銀線の導線よりも安価に変えるメリットがあり銅に含まれる純度の違いによって値段も変わります。

次に紹介する導線の素材は6N7N線です。6N7N線はOFCと呼ばれる純度に存在する値で、6Nが99.9999％・7Nが99.99999％とどちらも限りなく不純物が取り除かれている導線を採用しているのが特徴となっています。

ですが純度が上がれば品質も上がり、手間もかかるため銀線・銅線よりも値段が高くなってしまうデメリットがあります。

RCAケーブルの購入の際に知っておきたい重要な点は、構造にあります。購入の前に、まずはRCAケーブルの構造を理解しておきましょう。

まず最初に紹介する導線の構造は単線です。今までに紹介してきた導線は複数の螺旋状に編まれている導線を一本にまとめて作られていますが、単線は一本のみの導線で作られる特徴があります。

単線の導線はスピーカーからの音割れや画像割れなどが酷く、うるさいのがデメリットとして知られています。ですがこの音圧や画質の癖が好きなマニアの方もいます。

次に紹介する導線の構造はより線です。より線はケーブルの中で7本の細い導線で構造されているのが特徴となっています。さらにより線のRCAケーブルは、単線よりも柔らかいため取り回しがいいので、配線がとてもしやすいです。

しかし、より線のRCAケーブルは長くなれば長くなるほどノイズの影響を受けやすいデメリットがあります。

まず最初に紹介するRCAケーブルの形状はY端子です。Y端子はケーブルの端子にY端子を挟み込んで固定させるものが付いているのが特徴で、音質や画質の劣化も少なくケーブルを使用できるメリットもあります。

しかし、Y端子のRCAケーブルは接続部分にしっかりと接続されていないと音質や画質が悪くなってしまいます。そのためしっかりと接続を確認しましょう。

次に紹介するRCAケーブルの形状はバナナプラグです。バナナプラグは文字通り端子の形状がバナナのような形にみえるため名前が付けられており、抜き差しだけで簡単に接続できるだけでなく安定性にも優れた商品となっています。

また、バナナプラグの形状をしたRCAケーブルは他機器との接続面積が360°接触しているため音質・画質も良くなります。デメリットは端子のばねが緩くなりがちで、引っ張ると簡単に抜けてしまう点です。

フォーンプラグはバナナプラグのRCAケーブルと同様に設置しやすく簡単に接続できるのが特徴で、アンプ・ベース等の接続に採用される数が多い形状となります。

さらにフォーンプラグのRCAケーブルは、バナナプラグのRCAケーブル同様に360°の接地面によって高音質・高画質を楽しめます。が、ショートする可能性もあるため接続機器によっては出力の伝送に耐えられないデメリットもあります。

RCAケーブルにはステレオかモノラルの違いでも大きく分かれてきます。ステレオはR・Lに分かれて音を分散させて臨場感を持たせられるのです。

モノラルは、1つのスピーカーからすべての音を発しているため、大音量で聞いたときに迫力ある音を楽しめます。どちらにも好みがありますが、見分け方は赤白のみがモノラルで黄色が付くとステレオになります。

RCAケーブルを選ぶときは長さも重要です。ギリギリの接続にならないように、アンプとの間に余裕を持たせた長さにする必要があります。家具などの障害物も想定して、余裕を持った長さのものを選ぶのがおすすめです。

ですがケーブルが長くなるほど、ノイズなどの影響も受けてしまいます。適切な配置をするには、ケーブルの長さを考慮して配置しなければなりません。RCAケーブルは長さの種類も豊富なので、使い方に合わせて適切なものを選ぶのがおすすめです。

RCAは、さまざまなブランド・メーカーから販売されています。特に人気のメーカーについて、その特徴もあわせてご紹介します。

• audio-technica（オーディオテクニカ）：音響・映像機器で人気。高品質かつお手頃価格。高コスパを求める人に。
• JVC（ジェイブイシー）：イヤホン・スマホアクセサリが中心。耐久性に優れたシンプルかつお手頃価格なものが見つかる。
• オヤイデ電気：業務用・オーディオケーブル専門店。自社ブランドOYAIDEでハイエンドからスタンダードまで幅広く展開。
• Zonotone（ゾノトーン）：株式会社前園サウンドラボのブランド。高音質・臨場感など細部までこだわりが詰まっている。

ケーブルは使用されている素材やケーブルの長さなど、なかなか自分の理想にピッタリのものを見つけるのは難しいです。そんな場合はいっそ自作でRCAケーブルを作ってしまうのも手です。

材料は好みのケーブル・RCAピンコネクタ・ハンダの3つです。ケーブルを切り、外皮を剥いて導線を露出させます。＋と-に気を付けてRCAピンコネクタと導線をハンダ付けします。これだけです。最初は写真付きでやり方を紹介している本やHPを見ながら行いましょう。

RCAケーブルはセリア・ダイソーといった100均ショップでも購入できます。ただし品質は価格相応であり、耐久性・信頼性といった面では有名メーカーの商品に及びません。あくまでお試し用・急場しのぎの用途に留め、長期運用したい場合はメーカー製のケーブルを選びましょう。

車で音楽を聴きたい場合はAUXケーブルを活用しましょう。AUXケーブルとはAUX端子を備えたデバイスに外部から接続し、音声情報を出入力するためのケーブルです。たとえばスマートフォン・タブレットといった外部デバイスとAUX端子を備えた機器を接続すれば、外部デバイス上の楽曲データを直接再生できます。

Bluetooth経由で音源を再生するよりも接続が安定しやすいほか、高音質を期待できる場合が多い点でも優れています。

人気のサヴウーファーおすすめ15選やカーオーディオのおすすめ16選は下記の記事で紹介しています。選び方や使い方も合わせて紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

今回はRCAケーブルの選び方のポイントとおすすめ商品をランキング形式でご紹介しました。RCAケーブルの購入を検討している方は、是非今回ご紹介した内容を参考にしていただければ幸いです。