2万円以内のデジカメおすすめ10選｜一眼レフ・コンデジなどカメラの種類も

インスタ映えといった言葉が流行るなど、よりきれいな写真を撮りたいと思っている方も多いです。スマートフォンのカメラだけでなく、デジタルカメラが一台あれば、まわりとは一味違うオリジナリティのある写真を撮れます。

しかし、そこでよく聞くのが「デジカメ・コンパクトデジカメを買いたいけどコストが気になる」との声です。性能・メーカーにこだわるなら安くても2万円台のものが多く中には10万円を超える商品もあります。

この記事では、2万円以内で買えるおすすめコンデジやデジカメをご紹介します。また、カメラを選ぶ際に注目したいポイントや一眼レフとの違い、気を付けるべき点もあわせて解説しますので、ぜひご覧ください。

カメラはタイプによって性質が大きく変わります。そこで、カメラを買う前にデジタルカメラの種類を把握しておきましょう。

なお、コンデジには2万円以下のモデルも多くあります。安いカメラがほしい方は、まずコンデジをチェックしましょう。

スマートフォンはどうしても薄くする必要があり、レンズを何枚も重ねることが難しいため、スマホの光学ズーム倍率には限界があります。格安デジカメでは数倍程度の倍率ですが、2万円程度のデジカメになると光学ズーム倍率が10倍以上となり、スマホと差別化できます。

画質を上げるためには撮像素子自体を大きくしたい所ですが、2万円未満のコンデジは残念ながら、すべて1/2.3型以下の大きさとなります。そこで重要なのが撮像素子の種類であり、CCDよりもCMOSの方が画質がよくなるので、CMOSを搭載した物を選びましょう。

安物のデジカメでは手振れ補正機能が弱いものが多いので、手振れ補正機能に関しても画質にとって重要な要素となります。安物のデジカメの中には電子式手振れ補正しかないものがあるので、物理的にブレを防いでくれる光学式手振れ補正を搭載したものを選びましょう。

また、Wi-Fiに対応しているかどうかもチェックしましょう。Wi-Fi対応カメラなら、PCにデータを映してからスマホに送るなどの面倒な手順を踏まなくても、撮ったデータをすぐにスマホに送れます。そのため、一緒に旅行を楽しむ友人に写真データを共有したり、SNSにリアルタイムで画像を投稿したりしたいときに便利です。

水中撮影できるほどの防水性能も、スマートフォンとの差別化を行うのに重要な性能になります。2万円未満のカメラで一番防水性能が高いのはG's eyeで、水深50mまで撮影を行えます。しかし、撮影性能が非常に低いトイカメラなのでおすすめできません。

2万円未満のカメラで実用的な性能を持ったデジカメは、coolpix w100で水中10mまで水中撮影を行えるカメラとなります。ただし、全体的に性能が低いので予算に余裕がある方は、4万円台で買えるTG-6等のタフシリーズがおすすめです。

2万円未満のカメラは画像素子やレンズにお金をかけられないので、画像素子やレンズが小さくてコンパクトなカメラが多いです。そのため、コンパクトさを重視する方は、質量が150g未満のデジカメを選ぶようにしましょう。

焦点距離は「24mm-120mm」のように数値で表され、小さい値が広角側のレンズの焦点距離を、大きい値が望遠側のレンズの焦点距離を表しています。

広角側のレンズの焦点距離は、小さいほど撮影時の画角が広がりダイナミックな撮影が可能です。望遠側のレンズの焦点距離は大きいほど遠くの被写体を拡大して撮影できます。

夜景や室内など、暗いシーンで撮影する場合は「ISO感度」と「F値」に注目しましょう。「ISO感度」はカメラに入った光を増強し、暗い写真でも明るい写真にする際の増強度合いを示します。カメラごとに設定可能なISO感度の最大値があるため、選ぶ際に着目しましょう。

「F値」はデジカメのレンズの性能を示しており、値が低いほど性能が良く外からの光を多く取り込めます。

Nikon（ニコン）は、カメラ・双眼鏡などを扱う国内外でも知名度が高い光学機器メーカーです。また、2021年に発売したミラーレスカメラ「Z9」は、高価格でありながら性能の高さで注目を集めました。ニコンと聞くと、高性能で高価格な商品ばかりと思う方もいますが、お手頃価格のカメラも販売しています。

中でも、1万円台のモデルも取り揃えている「COOLPIX」シリーズがおすすめです。価格は安くても光学8倍ズーム・2005万画素などの高い性能を誇り、高性能手振れ補正・AF機能も搭載しています。価格の安さはもちろん、性能を重視したい方におすすめのメーカーです。

Canon（キャノン）は、カメラ・プリンタ・複合機など幅広く取り扱う大手精密機器メーカーです。Canonのカメラは、発売すれば毎回売上ランキング上位に来るほど人気があります。また、一眼レフ・ミラーレスなどの高性能カメラはもちろん、お手頃価格のカメラまで幅広く取り揃えている点も魅力です。

キャノンの安いカメラは、2万円ほどで購入できるコンデジの「IXY 650」などがあります。2020万画素・映像エンジンDIGI4の組み合わせにより、美しい画質の写真が撮れます。また、Wi-Fiにも対応しているため、撮影した写真を手軽にスマホに転送できる点も魅力的な特徴です。

YISENCEは、防水機能を備えた子ども用カメラを販売しています。1万円以下でありながら、防水機能は水深3メートルまで対応しています。さらに、モノクロ・セピアといった豊富なカラー撮影モードなど、魅力的な機能が搭載されている点が魅力です。

低価格で子ども用でありながら十分な機能が搭載されているため、アウトドアなどで使いたい大人にもおすすめのメーカーです。

RAW撮影とは、撮影データを元のサイズのまま保存することを指します。通常、スマホや多くのデジカメでは「JPEG」という形式で写真が保存されますが、これは撮影データから余分なものをカットしてサイズを小さくした形です。RAW撮影したものは、データをカットしていないため、後々自分で現像できるというメリットがあります。

安いデジカメでRAW撮影に対応しているモデルがあれば嬉しいですが、残念ながらそもそもRAW撮影に対応しているデジカメはほとんどありません。

家電量販店でカメラを買ったとき、もっと安く買えたらいいのにと思ったことはありませんか？本記事では、アマゾンや楽天等のネットショップのみ紹介しますが、実はヨドバシ.com等のネットショッピングを使えば、ヨドバシカメラ等の実店舗に行くよりも安く買えます。

ここまで2万円以下で買える、新品のカメラに触れてきました。しかし、カメラのキタムラ等で中古のカメラを探せば、1万円以内の安くていい掘り出し物のデジタルカメラに出会える可能性もあります。

また、ネットショッピングでも中古のカメラが売られているので、新品の格安カメラで気に入ったものがない場合は、中古のデジカメをネットで探すのもおすすめです。

旅行のときだけカメラを使いたいけど、カメラに予算をかけられない方は、レンタルサービスを使ったデジタルカメラのレンタルがおすすめです。DMMいろいろレンタルは、レンタル代が安くて送料が無料なうえに、保証までついているのでおすすめです。

安いデジカメは暗いシーンでの撮影が苦手です。選び方で紹介したISO感度を上げることで、暗いシーンでも光を増強し明るく見せられますが、画質が荒くなってしまうデメリットがあります。

撮影時はできるだけ明るい時間帯を選ぶ、もしくは人工的な光を使うのがおすすめです。

安いデジカメの場合、動きの速い被写体の撮影には向いていません。静止しているものの撮影をするイメージで使用した方がいいです。スポーツ撮影などをしたい方であれば、価格帯をあげた高級コンデジの購入をおすすめします。

この記事では、2万円以内で購入できるおすすめデジカメ・コンデジについてまとめました。スマホの進化により出番の少なくなったデジカメですが、使用シーンによってはスマホ以上の能力を発揮します。もっと写真にこだわりたい方は、ぜひチェックしてください。