レコードプレーヤーのおすすめ7選｜初心者から上級者まで楽しめる！

CDやダウンロードなどデジタルがメインの音楽分野。しかし実は今、レトロでどこか懐かしい感じのレコードをレコードプレーヤーで聴くことも密かなブームとなっています。音楽ショップにはレコード専用のフロアやコーナーが設けられるなど、かつてのレコード世代のひとだけでなく若者からの人気も高いです。

レコードプレーヤーを選ぼうとしてもダイレクトドライブ式などの回転方式やカートリッジの種類などどの商品がいいのか迷いますよね。初心者向けはどういった製品なのか、中級・上級向けはどういった機能があるのかなど気になる点も多いです。

現在販売しているレコードプレーヤーは、クラシックモデルだけでなくデジタル機器との相性がいい進化モデルもあります。今回は、人気が高まっているレコードプレーヤーのおすすめ商品と選び方などを紹介していくのでぜひ参考にしてください。

ベルトドライブ式はゴムベルトがモーター軸の回転をターンテーブルに伝える回転方式です。レコードプレーヤーでは主流の回転方式で、価格帯も幅広いため、初めてレコードプレーヤーを購入する方にもおすすめです。

周りの環境の影響を受けにくく、安定して回転するため、音質劣化の要因にもなる回転ムラが起こりにくいです。ただし、ゴムベルトは消耗品のため、一定の期間で交換する必要があります。

ダイレクトドライブ式は、モーターとターンテーブルが直接結合されているタイプの回転方式です。回転の精度がよく、スムーズな動作で部品の消耗が少ないという特徴があります。回転数も調節しやすく、レコードをこするスクラッチプレイも可能なため、DJプレイをしたい方におすすめです。

レコードが1分間に回転する数を回転数として表します。LPレコードは33回転・EPレコードは45回転と決まっており、レコードの速度に応じたレコードプレーヤーを選ぶのが重要です。また、78回転のSPレコードもあります。

レコードプレーヤーがレコードの回転数に対応しているのかをチェックしたうえで購入するようにしてください。

フォノイコライザーとは、レコードの針が読み取る信号を変換するための装置のことです。販売されているレコードプレーヤーはフォノイコライザーを搭載したものと非搭載のモデルがあります。

また、中級以上のモデルにはフィノイコライザー機能をオン・オフできるものもあります。もし、フォノイコライザー非搭載のレコードプレーヤーを購入する場合には、別途フォノイコライザーを準備するか、フォノイコライザー内蔵のアンプを購入する必要があります.

カートリッジとは底部分にレコード針が取り付けられた装置のことです。針はレコードの音溝をなぞり振幅を電気信号に変換して音にします。レコードプレーヤーのカートリッジは現在、MM型とMC型の2種類があります。

MM型はマグネットを振動させる仕組みで、MC型はコイルを振動させて音を発生させます。MM型は自分で手軽に針の交換ができ、カートリッジの価格が安く初心者におすすめです。MC型はカートリッジ交換をメーカーに依頼する必要があり価格も高いですが、音質重視の方でも楽しめます。

レコードプレーヤーの針とカートリッジを支える部品がトーンアームです。トーンアームはレコードの針に一定の針圧をかけ、カートリッジがレコードの音溝をトレースする際にバランスを保ちます。

トーンアームは2種類あり、1つがインテグレーテッドタイプです。カートリッジとアームが一体化したもので比較的低価格です。もう1つはユニバーサルタイプで、アームの取り外しが可能で値段が高めになります。

レコードプレーヤーを初めて買う人や、どのモデルにしようかと迷っている人ならば、スピーカー内蔵タイプがおすすめです。このタイプはアンプとフォノイコライザーも内蔵されていますので、接続が簡単で手間がかからずにすぐ再生できます。また、部屋に充分なスペースがなくても使用できるのも魅力です。

レコードプレーヤーにはフルオート再生機能とオートストップ機能があると、とても便利です。フルオート再生とは、ボタンを押すだけでトーンアームが動きレコード上のスタート位置に針を落とす機能のことです。

オートストップとは再生が終了した後で自動的に針を上げてレコード盤の回転を停止する機能です。ボタンを押すだけでスタート及びストップするため、初心者にも使いやすいく、レコード操作が面倒だという人にも便利な機能と言えます。

近年製造・販売されているレコードプレーヤーの中には、USB端子を搭載したタイプも多くあります。レコードプレーヤーの本体にUSB端子が付属していると、パソコンやスマ―トフォンにプレーヤーを接続して使用できます。

レコード盤の曲をデジタル機器に録音・保存したいときにとても便利です。音質もアナログからデジタルに変換され、保存した音をデジタル機器で再生・鑑賞ができます。さらに、Bluetoothに対応したモデルも販売されています。

レコードプレーヤーは搭載機能だけでなく、外部デザインや作りも確認して選びたいものです。プレーヤーのキャビネット部分を支える脚の役割を果たしているインシュレーターですが、本体を安定して水平に設置できる長さを調節できるタイプがおすすめです。

また、本体を覆うダストカバーがあると、ホコリからレコードプレーヤーを守って長く使える要因にもなりますので、チェックしたいポイントです。

DENON (デノン)は、日本で初めて創業された録音機製造メーカーで大変歴史がある企業です。日本国内のみならず世界的にも製品品質の評価が高い企業です。

製品のラインナップは、低価格のものから高級機種まで幅広く揃っていて、現在ではレコードプレーヤーだけでなくスピーカーやイヤホンなども数多く製造しています。

audio-technica (オーディオテクニカ)は1962年に日本に設立され、主に音響機器を製造・販売しているオーディオメーカーです。価格は低価格から中程度の価格のモデルが多い特徴があります。

元々はレコードプレーヤーのカートリッジを製造していましたが、現在はその他にヘッドホンやスピーカーなど多くの製品を製造・販売しています。また、独自開発したMM型の1種であるVMカートリッジも多く製造しています。

ION Audio (アイオンオーディオ)は、アメリカに本拠地を置く2002年に設立した家電メーカーです。メインブランドのinMusic Brandsで知られています。より多くの人が利用できるように使いやすい機能を搭載し、手頃な価格で販売しています。

同社のレコードプレーヤーはラインナップが豊富で、低価格のモデルが多い特徴があります。USB端子やBluetoothに対応した製品も多く、デジタル機器でレコード盤の曲を聴きたい人や初心者にもおすすめのメーカーです。

テクニクス(Technics)は現在のパナソニックの高級オーディオブランドになります。現行ではモデルチェンジを重ねた「SL-1200」が販売され、レコード人気をけん引しているブランドです。「Sl-1200 」は厚みのある音が特徴で、開発された当初から評価されています。

安全性・耐久性も高いため、これから長く使用したい方にもおすすめのブランドです。

レトロな雰囲気があるレコードプレーヤーは、昔からのユーザーだけでなくデジタル世代の若い世代の人たちからも大きな注目を集めています。レコードプレーヤーは温かみのある音を楽しめておしゃれなインテリアグッズとしても楽しめます。おすすめモデルチェックし目的に合うレコードプレーヤーを見つけてみましょう。