【2024】マイク付きヘッドホンのおすすめ14選｜有線モデルやBluetoothも

マイク付きヘッドホンは「ヘッドセット」とも呼びます。ヘッドセットとは、機械の音や通話先の相手の声を聞くためのイヤホン機能と、自分の声を相手に伝えるマイク機能が一体となっているヘッドホンです。

通常のマイクは手に持つか設置しなければならないのですが、マイク付きヘッドホンの場合は常に自分の口元にマイクを固定できます。また、マイク付きヘッドホンは用途も多岐に渡っており、ゲームやオンライン会議、通常時の通話などさまざまです。

この記事では、そんなマイク付きヘッドホンの構造や有線・Bluetoothといった観点からの選び方や、高音質なおすすめ商品14選を紹介します。さらに、マイク内蔵ヘッドホンやゲーミングヘッドホンについても解説しますので、ぜひ自分に合ったマイク付きヘッドホンを探す際の参考にしてください。

密閉型のヘッドホンとはその名の通り、耳を密閉した空間にするので音楽の迫力やダイナミックさが増す構造となっています。一般的なヘッドホンはこの構造であることが多く、遮音性にもとても優れています。

そのため、オフィスやネットカフェで使うようなヘッドホンはほとんどがこの密閉型です。音漏れもしにくく、作業に集中したいときにおすすめのタイプです。

密閉型のデメリットとして、耳をずっと密閉した状態にしてしまうために耳が熱くなりやすくなることや、一時的に遠くの音が聞こえにくくなってしまうことがあります。

開放型は上記の画像の通り、耳に装着する部分の外側が網目のようになっており、そこから音を開放する仕組みです。そのため密閉型よりも音がクリアに聞こえるものの、音漏れがしやすいため、外での使用は控えましょう。

ですが、密閉型とは違って、頭にかけるヘッドバンドの部分が細い棒になってることが多く、スマートなヘッドホンが多いので、ファッションアイテムとしては使えそうな種類になります。マイク付きヘッドホンは屋内で使われることが多いため、どちらかというと密閉型の方が好まれる傾向です。

半開放型は密閉型と開放型の特徴を併せ持った型です。密閉型のように程よく音を密閉して臨場感のあるダイナミックな音楽や、開放型のようによりクリアな音楽を楽しめます。

しかし、開放型のヘッドホンのように、音漏れがしやすいです。また、半開放型は開放型よりも数が少ないため、探す際は気を付けましょう。

骨伝導型ヘッドホンはかなり特徴的な見た目のヘッドホンになります。こちらは頭につけるのではなくて首と耳につけて、音は耳からではなくてこめかみあたりの骨に音を伝えることで音楽を聴くヘッドホンです。

骨伝導型ヘッドホンは、耳が不自由な方でも音を聞き取りやすい大きな特徴があります。耳が不自由ではなくても、サイクリング中にヘッドホンで音楽を聞きたい方に非常に人気があります。

しかし、残念ながら骨伝導ヘッドホンにマイクが付いているものは探してもなかなか見つかりません。マイク付きヘッドホンを使いたい場合は、密閉型や開放型にするのが無難です。

次に接続形式から見たマイク付きヘッドホンの選び方です。有線・無線のどちらでヘッドホンを接続するかで使い勝手が全く異なるため、どちらが自分に適しているか考えてみましょう。

音質で選ぶのなら、明らかに有線のヘッドホンがおすすめです。音の伝送遅延やロスがない分、正確に音を伝えられます。また、有線のヘッドホンであれば、ヘッドホンジャックさえあればどんな機器にも使用できるので、汎用性に富んでいます。

マイク付きヘッドホンは屋内で使うことがほとんどなので、ケーブルがあることによる見た目の悪さは心配する必要ありません。その点でも有線のマイク付きヘッドホンはおすすめです。

ヘッドホンの使いやすさや見た目で選ぶのなら、無線のヘッドホンがおすすめです。無線のイヤホンは充電をしなければならない制約はあるものの、ケーブルがないため楽に聴けます。また、ケーブルの鬱陶しさがなく、断線を気にする必要がないのもメリットです。

無線のヘッドホンは接続をするためにBluetoothを使用します。Bluetoothに対応した端末でしか接続できないとはいえ、ほとんどの端末がBluetoothに対応しているのでそこまで心配する必要はありませんが、念のため確認しておきましょう。

まずはUSB接続です。USBの場合はパソコンやゲーム機といった端末に接続ができます。また、USB接続ですと後述のミニプラグよりも音質がクリアになりやすいです。ヘッドホンによっては音をサラウンド化でき、イコライザー化できるなどとより最適化された音楽を流せます。

次に3.5mmステレオミニプラグです。これはスマートフォンやパソコン、モニターなどさまざまな端末に接続することができます。ただスマートフォンは3.5mmステレオミニプラグに対応しているものが減ってきているので、変換アダプタなどを使用するようにしましょう。

3.5mmステレオミニプラグですとUSBよりも音質で劣りますが、Bluetoothよりは音質がいいことが多いです。

最後にBluetoothです。無線で端末とマイク付きヘッドホンを接続させるための規格の1つとなっていますが、最近のマイク付きヘッドホンはほとんどがBluetoothです。これはBluetoothに対応している端末なら、ジャックが無くとも接続できます。

USBや3.5mmステレオミニプラグには音質で劣るものの、やはり無線ならではの使い勝手の高さが評価ポイントであります。

次に音質から見たマイク付きヘッドホンの選び方です。通話相手の声を確実に拾えるのか、より臨場感のある音を求めるかといったニーズによって、どんな機能がついたマイク付きヘッドホンにするのかが変わってきます。

マイク付きヘッドホンをしていると、周りの音が聞こえるため、通話相手の声や音楽がよく聞こえない場合があります。そのときに便利なのが「ノイズキャンセリング機能」で、外部の騒音に対して音を相殺させることで、騒音がシャットアウトされます。

外部の音が聞こえなさすぎるといった懸念もありますが、マイク付きヘッドホンのように屋内での使用がほとんどなら心配する必要はありません。ただ、家のチャイムや緊急時のサイレンなども聞こえなくなる可能性があるので、その点は気をつけるようにしてください。

マイク付きヘッドホンの用途が、ボイスチャットなど誰かとの通話に限るのであれば関係はあまりないですが、音楽をより高い音質で聴きたい方なら「サラウンド対応」しているかどうかもチェックしましょう。

音楽を聞く場合には、ステレオかサラウンドかを選ぶ必要があります。サラウンドですと、ステレオよりも音の広がりを感じられることによって、臨場感があります。しかし、マイク付きヘッドホン自体の値段が高くなることもあるので、自分の予算を鑑みて購入しましょう。

オーバーヘッド型は画像の通り、オーソドックスな形状のヘッドホンです。頭からヘッドホンをかけて耳を挟みこんで装着するヘッドホンになります。また、耳に装着する部分のドライバーユニットや全体的なサイズが大きくなっていることも特徴です。

ヘッドホンの中でも主流の形状のため、約80%以上のヘッドホンがこのオーバーヘッド型だといわれています。マイク付きヘッドホンの形状で迷われたのなら、一般的なオーバーヘッド型から試してみてください。ヘッドホンならではの臨場感ある音楽を楽しめます。

ネックバンド型はオーバーヘッド型とはかなり異なり、首から回り込むようにヘッドホンをつけるヘッドホンです。ネックバンド部分にさまざまな機器を埋め込んでいるので、耳への負担が少なくなるように設計されています。

ネックバンド部分には大容量のバッテリーを搭載しているヘッドホンが多いですが、軽いつけ心地でヘッドホンをつけられます。首と耳で支えているために安定感も抜群で、運動するときにヘッドホンを使いたい方には、このネックバンド型が人気です。

さらに、オーバーヘッド型のように頭にのせる型ではないので、髪型が崩れる心配をする必要もありません。ネックバンド型はおしゃれを楽しみたい方にも好まれているヘッドホンです。

最後に、一風変わったスティック型ヘッドホンについて紹介します。これはオーバーヘッド型やネックバンド型とは異なり、片耳で音楽を聞くヘッドホンです。

スティック型は、ヘッドホンを使うことによって周りの音が全く聞こえなくなると困る方によく使われています。特にオフィスワークをしている方で、周りの人によく話しかけられるが、さまざまな電話をこなさなければならない方におすすめです。

普段の生活でも、周囲の環境音を取り入れながら作業ができるのは安全面でも有利に働きますので、ぜひ実物を見る機会があれば試しに使用するようにしてください。

Logicool（ロジクール）は、パソコン関連商品を幅広く取り扱うメーカーです。ロジクールと聞くとキーボードやマウスをまず思い浮かべる方が多くいますが、ヘッドセットも販売しています。

ヘッドセットはデザイン・機能はもちろん、幅広い価格帯の商品から選べるのが特徴です。リモート会議などでたまに使う方におすすめな2,000円ほどのモデルや、3万円ほどの本格的なゲーミングヘッドセットも取り揃えています。豊富な種類から選びたい方におすすめのメーカーです。

EPOS（イーポス）は、老舗オーディオ機器メーカー「ゼンハイザー」と、聴覚ヘルスケアグループ「デマンド」との合弁事業として設立されました。2020年には合弁事業を解消し、デマント社に開発が引き継がれています。

そんなイーポスのヘッドセットは、人間工学に基づいた設計などゼンハイザーの卓越した技術を結集させた商品作りが魅力です。音質が高いのはもちろん装着感にも優れています。価格はやや高めですが、ゲームなどで長時間使用したい方におすすめのメーカーです。

Razer（レイザー）は、アメリカに拠点を置くゲーミングデバイスメーカーです。マウス・キーボードなどゲームに特化したさまざまな商品を取り扱っています。そんなレイザーのヘッドセットは、独自のサウンドシステムを取り入れているのが特徴で、専用ソフトを利用すればバーチャルサラウンドも楽しめます。

さらに、猫耳やカラフルなものなど個性的なデザインや、装着感も優れている点も魅力的な特徴です。長時間ゲームをする方はもちろん、デザインにこだわりたい方にもおすすめのメーカーです。

用途によってもマイク付きヘッドホンの選び方が変わります。ここでは主な利用シーンとして、ゲーム用とWEB会議用を例に見ていきましょう。

ゲームプレイを目的に選ぶのであれば、サラウンド対応モデルがおすすめです。サラウンド対応モデルは、音が立体的に聞こえるため臨場感あるプレイを可能にします。特にTPSでは、敵の位置を把握・予測するときに役立ちます。迫力ある音でゲームをしたい方にもサラウンド対応モデルがおすすめです。

WEB会議や通話を目的に選ぶのであれば、相手の声を聴くだけでなく自分の声も相手に聞こえやすいことが重要です。周囲の雑音があるような場合には、ノイズキャンセリング機能が役立ちます。また、マイクを付けたまま移動できる範囲も確認しておくといいです。

ここまでマイク付きヘッドホンの選び方やおすすめヘッドホンについて紹介してきましたが、いかがでしたか。マイク付きヘッドホンはオンライン会議・ゲームなどがより快適にできる便利なアイテムです。本記事を参考にして、ぜひ自分に合ったヘッドホンを見つけてください。